ジラフ麒麟神田が初回TKO勝ち 超濃密2分42秒!
2018年12月10日 1時31分
2018年12月10日 1時09分
OPBFライト級タイトルマッチ12回戦は9日、大阪市のエディオンアリーナ大阪第二競技場で行われ、チャンピオンの中谷正義(井岡)が同級3位、ハリケーン風太(カシミ)を4回TKOで下し、11度目の防衛を果たし、18勝11KOと無敗を保った。
セミのS・バンタム級8回戦は、世界挑戦経験がある大森将平(ウォズ)と元OPBFバンタム級王者、山本隆寛(井岡)が激突する好カード。大森が左ストレートを好打して3回TKO勝ちした。
アンダーカードの53キロ8回戦は、ともに世界挑戦経験のあるWBA世界S・フライ級7位の石田匠(井岡)とOPBFバンタム級8位ワルリト・パレナス(森岡)が対戦、2回に右ストレートで2度ダウンを奪った石田が終始優勢を保って判定勝ちした。
◇OPBFライト級タイトルマッチ12回戦
中谷正義(井岡)[TKO4回1分43秒]ハリケーン風太(カシミ)
IBF5位、WBC8位と世界に接近している中谷に対し、風太はラフファイト気味に頭から飛び込んできたが、中谷はジャブを多用、サイドステップで突進を阻んだ。
風太はスイッチも駆使してペースをかき乱そうとするが、中谷は冷静にさばいた。2回に中谷のストレートを受けたハリケーンは左まぶたをカット、さらに3回にも被弾して右まぶたもカットして出血した。
4回も風太は乱打戦に持ち込もうとするも、中谷はジャブ、ボディブローで対抗。するとハリケーンの出血がひどくなり、ドクターチェックをへて試合がストップした。
中谷は「冷静でいられた。ラフファイトでこられたが、怒ってもいい結果にはならないし」と大人の対応で11度目の防衛を飾り、来年の世界挑戦実現へ弾みをつけた。
◇S・バンタム級8回戦
大森将平(ウォズ)[TKO3回2分48秒]山本隆寛(井岡)
再度世界を目指す大森が完全復活を印象付けた。山本がじわじわ接近を図るが、スピードのある右ジャブを突き、ステップも軽快。右フックを合わせるタイミングも決まっており、山本は接近してパンチを放つことができない展開。
山本は大森ペースを打開しようと3回に右フックで出ようとしたところに大森の左ストレートカウンターがヒット。山本のひざがゆらぎ、このチャンスを大森は見逃さず、一気にラッシュ。山本も抵抗したが、主審が試合を止めた。やや早いストップともみられたが、カウンターの被弾のダメージが大きかった。
大森は「復活はまだまだ。世界王者の井上尚弥選手とスパーリングしていい経験を積みました。25歳の来年は一歩一歩前へ進んで世界のベルトを手にします」と抱負を語った。
◇53キロ8回戦
石田匠(井岡)[3-0(78-74、78-73、78-72)]ワルリト・パレナス(森岡)
◇53キロ8回戦
仁平宗忍(ワタナベ)[2-0(76-76、77-76×2)]池水達也(井岡)
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