December
01
Sunday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

9°C Clear
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > 拳四朗が4連続KO防衛を宣言「1Rで距離つかむ」

拳四朗が4連続KO防衛を宣言「1Rで距離つかむ」

2018年12月20日 15時42分

 WBC世界L・フライ級チャンピオンの拳四朗(BMB)が20日、都内の三迫ジムで練習を公開した。拳四朗は30日、大田区総合体育館でサウル・フアレス(メキシコ)と5度目の防衛戦を行う。

スティックを使って距離感を確認する拳四朗

 昨年5月の世界王座奪取から早くも5度目の防衛戦を迎える拳四朗。前回10月のV4戦からわずか2ヵ月半で迎える5度目の防衛戦にも、父の寺地永会長は「拳四朗の場合は短いスパンのほうが体調を維持できる。できれば年間4試合やりたい」と自信満々だ。

 拳四朗も3連続KO防衛中とあって、その表情には余裕が感じられた。KOのポイントの秘訣を問うと「1年半前は中盤くらいにならないと距離がつかめなかったけど、最近は1ラウンドで距離をつかめる。だから前半から焦らず、マイペースで戦える」と距離感をポイントに挙げた。

 その距離感を養ったのは三迫ジムの加藤健太トレーナーとのスティックを使った対面練習。ガニガン・ロペス(メキシコ)戦に向けたサウスポー対策で始めた練習で、加藤トレーナーが50センチほどのスティックで拳四朗と対面し、拳四朗がこれにぶつからないように動きながらパンチを出すというものだ。

拳四朗(右)とパートナーの黒田雅之、こちらも世界戦が近い

 加藤トレーナーは「常に足を動かす練習で、普通は1ラウンドでもきついけど、拳四朗は平気で8ラウンドくらい動き続ける。この練習をしてから、スパーリングでも距離をつかむのが早くなった」と証言する。

 挑戦者のフアレスは決して好戦的とは言えない相手だが、抜群の距離感を会得した拳四朗は「ジャブで弱らせて、きれいな流れを作って後半倒すのが理想」と4連続KO防衛を宣言した。

Related article
関連記事