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伊藤雅雪&拳四朗、両王者の次の目標

2018年12月31日 14時32分

 30日のトリプル戦で世界王座を守った伊藤雅雪(伴流)、拳四朗(BMB)のチャンピオンが試合から一夜明けた31日、都内のホテルでそろって会見を行った。

正月飾りの前で防衛を喜ぶ拳四朗と伊藤
 
 伊藤はエフゲニー・チュプラコフ(ロシア)を7回TKOで撃退し、WBO・S・フェザー級王座の初防衛に成功。「(初防衛を)乗り切ったという安心感があります」とまず言った。序盤こそ頭を低くして出てくるチュプラコフにつき合うかたちだったが、セコンドの指示に従ってからは相手をさばきながら強打でダメージを与えていった。
 
 まずは無難に大役を務めあげた伊藤。改善点も口にして「相手が頭で来た時にカットしない、腫らせないように気をつけること」と語っていた。昨夜は伊藤も左マブタから出血し、「この大舞台で負傷判定とか、それはマジでヤバいと思いながら」戦っていたそうだ。
 
 凱旋防衛を果たし、海外戦などの野望を抱く。「勝てないだろうと思われるような相手と戦いたい。皆さんが見たいという相手となら日本でも海外でもいい」と伊藤は“キープ・チャレンジング”を強調する。WBC王者ミゲル・ベルチェルト(メキシコ)を筆頭にライバル王者たちの名前を挙げていた。
 
 またサウル・フアレス(メキシコ)の挑戦を受けた拳四朗は、4連続KOこそ逃したものの、節目のV5を達成。「倒したい気持ちが出すぎて空回りしました。モヤモヤ感があります」と、大差の判定勝ちにも心の底から喜んでいるわけではない。
 
 父の寺地永会長によると「挑戦者は映像よりもさらにスピードがなかった。それに速いスピードの拳四朗が合わせてしまった」ため、微妙にリズムが狂ったのではないかという。拳四朗はこれを認め「たしかにフワフワしていました。自分の距離を保ってやらないと」と反省。
 
 減量に無理のないチャンピオンは今後もL・フライ級でやっていくつもり。「防衛回数や統一戦……」。安定チャンピオンはいつものニコニコ顔で目標を語った。

 

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