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グリーンツダが初代会長、津田博明さんの13回忌開く

2019年2月3日 0時44分

 世界王者4人、OPBF王者6人、日本王者10人を輩出している関西の名門・グリーンツダジム(本石昌也会長)は2日、ジムの創設者の津田博明初代会長の13回忌法要・偲ぶ会を開いた。

グリーンツダジムゆかりのOBも多数集まった

 津田会長の妻セツ子さん(75)をはじめ、ジム初の世界王者になった井岡弘樹・西日本ボクシング協会長、ジムゆかりの世界王者・徳山昌守氏、石田順裕氏、また大鵬健文・大鵬ジム会長らジム出身者、現役選手ら50人がジムに設けた祭壇に手を合わせた。

 津田会長は1980年2月、大阪市西成区にジムを開いた。最初の選手は浪速のロッキーとして活躍した赤井英和氏だった。津田会長は敏腕トレーナーのエディ・タウンゼント氏を招くなど手腕を発揮してジムは次第に隆盛を極め、井岡、山口圭司、高山勝成の3人が世界王者になり、OPBF、日本王者も続々誕生した。

 13歳、中学1年生でツダジムに入門。いまも日本人最年少記録の18歳9ヶ月で世界王者になり、2階級制覇した井岡氏は「家が貧しかったので、津田会長に15歳から無料でジム近くの選手寮に住まわせていただき、世界チャンピオンになることができました。津田会長は自分の親のような存在で、真面目に練習をがんばることが一番大事と指導していただいた。自分も見習って選手を育てています」と恩人を偲んだ。

 本石会長で4代目。現在ジムには4月21日にエディオンアリーナ大阪第二競技場で防衛戦が予定されているウェルター級の矢田良太とS・フライ級の奥本貴之の2人の日本王者を含め、25人のプロ選手が在籍する。

 本石会長は「津田会長とは面識はありませんが、どうしても13回忌を行いたいと思い、ご家族とも相談させていただいた。多くの方にご参列いただき、伝統を引き継いであと2年以内にジム4人目の世界王者を育てます」と決意を語った。

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