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アブネル・マレスは網膜剝離 治療後復帰を希望

2019年2月5日 14時12分

 今週土曜日9日、WBA・S・フェザー級“スーパー”王者ジェルボンタ・デイビス(米)に挑戦を予定しながら負傷のため辞退した元3階級制覇王者アブネル・マレス(メキシコ=米)がボクサーの職業病、網膜剝離を患ったことが判明した。マレスが自身のツイッターで明かした。デイビスにはウーゴ・ルイス(メキシコ=元WBC・S・バンタム級王者)が急きょ挑戦する。

 当初マレスは右ヒジの負傷で挑戦から降りたと報道された。しかし「スパーリングが終わった後、右目が充血し物が曇って見えた。妻の勧めで専門ドクターに診断してもらったところ、網膜剝離と言われた」と明かしている。

 また試合をキャンセルした時点でファンから非難が殺到。ソーシャルメディアを通じ、「ケガを理由に試合を降りた。本当はデイビスに負けるのが嫌だからだ」などの書き込みが発信された。それに対してマレスは裏ぎられた気持ちになったという。

 右目に眼帯をした映像も流れたマレスは「すでにチケットを買ってくれたファンには申し訳ない。今まで以上に強くなってカムバックすることを約束する」とコメントした。

 網膜剝離から復活したボクサーは、米国ではシュガー・レイ・レナードなどのケースがあるだけ。今後回復しても果たしてマレスの希望が叶うかは予断を許さない。日本ではかつて網膜剥離=引退だったが、現在はJBC指定の病院で完治したと認められればライセンスが交付される。

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