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井上尚弥が年間MVPとKO賞のダブル受賞技能賞に田中恒成、伊藤雅雪は殊勲賞

2019年2月8日 15時51分

 2018年に顕著な活躍をした選手を称える年間表彰式が8日、東京ドームホテルで開かれ、各表彰選手が発表された。最優秀選手賞にはWBA世界バンタム級チャンピオンの井上尚弥(大橋)が選ばれた。

東京ドームホテルに集まった2018年の表彰選手

 井上は昨年5月、ジェイミー・マクドネル(英)を初回TKOで下して3階級制覇を達成。9月にはワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ初戦で元WBAスーパー王者フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)に圧巻の初回KO勝ちを収めた。

 選考会で井上は満票(37票)で文句なしのMVP選出。井上のMVPはオマール・ナルバエス(亜)に勝利した13年以来4年ぶり。2試合連続の初回KO勝ちでKO賞にも輝いた。

満票でMVPの井上はKO賞とのダブル受賞

 技能賞に選ばれたのは田中恒成(畑中)。田中は9月、WBO世界フライ級王者の木村翔(青木)との激戦を制して3階級制覇を達成。この試合は年間最高試合にも選ばれ、田中はダブル受賞となった。

 殊勲賞に輝いた伊藤雅雪(伴流)は昨年7月、アメリカに乗り込んでWBO世界S・フェザー級王座を獲得。日本人選手が米国で世界タイトルを獲得するのは37年ぶりの快挙で、年末に初防衛も成功させた。

 女子の年間最優秀選手は天海ツナミ(山木)。天海は昨年3月、チャオズ箕輪とのWBO女子世界L・フライ級王座決定戦を制し。5年8ヵ月ぶりに世界王座に返り咲くと同時に2階級制覇を達成した。

 すべての表彰選手は以下の通り。表彰選手は日本ボクシングコミッションの委託を受けた東西メディア(テレビ・新聞・専門誌)の投票によって決まった。

■2018年間表彰選手

◇最優秀選手賞 井上尚弥(大橋)

◇技能賞 田中恒成(畑中)

◇殊勲賞 伊藤雅雪(伴流)

◇努力・敢闘賞 中谷正義(井岡=OPBFライト級王者)

◇KO賞 井上尚弥(大橋)

◇新鋭賞 竹迫司登(ワールドスポーツ=日本ミドル級王者)

◇年間最高試合(世界戦)
 WBO世界フライ級タイトルマッチ
 木村翔(青木)vs田中恒成(畑中)=勝者は田中

◇年間最高試合(国内戦)
 日本S・バンタム級タイトルマッチ
 久我勇作(ワタナベ)vs和氣慎吾(FLARE山上)=勝者は和氣

◇優秀選手賞 井上尚、田中、伊藤、山中竜也(引退=前WBOミニマム級王者)、京口紘人(ワタナベ=WBA・L・フライ級スーパー王者)、拳四朗(BMB=WBC・L・フライ級王者)、井上拓真(大橋=WBCバンタム級暫定王者)、岩佐亮佑(セレス=前IBF・S・バンタム級王者)、亀田和毅(協栄=WBC・S・バンタム級暫定王者)、ホルヘ・リナレス(帝拳=ベネズエラ=前WBAライト級王者)、村田諒太(帝拳=前WBAミドル級王者)

◇女子最優秀選手賞 天海ツナミ(山木)

◇女子年間最高試合
  WBO女子世界ミニマム級タイトルマッチ
  江畑佳代子(ワタナベ)vs多田悦子(真正)=勝者は多田

◇トレーナー賞 井上真吾(大橋)

左から中谷、田中、天海、井上尚、伊藤、竹迫

◇特別功労賞 山中慎介

◇特別賞 五十嵐俊幸、柴田直子、好川菜々、山中竜也、小関桃

◇社会貢献賞 藤岡奈穂子(竹原&畑山)

◇JBC功労賞 田畑親一(タイムキーパー)、故手崎弘行(レフェリー)

◇協会功労賞 斉藤寛、島川威、熊崎広大

◇WOWOW検定賞 佐藤敦

以上、敬称略

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