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ロッキー・ロックリッジ死去 J・ライト級で2度王者

2019年2月8日 16時16分

 J・ライト級(S・フェザー級)で2度世界王座に就いたロッキー・ロックリッジ(米=写真)が7日(日本時間8日)心臓発作のため亡くなった。60歳だった。息子のリッキーさんが明かした。死亡地は報じられていないが、数年前ソーシャルメディアで流れた映像では米ニュージャージー州でホームレス生活をしていた。

 ワシントン州タコマ出身のロックリッジ氏はプロキャリア初期から米東海岸のリングに上がりメインエベンツ社の下キャリアを進行させた。

 1980年10月、エウセビオ・ペドロサ(パナマ)のWBAフェザー級王座に挑み2-1判定負け。83年4月、再びペドロサに挑戦したが3-0判定負け。しかし84年2月、ロジャー・メイウェザー(米=フロイドの叔父)に初回KO勝ちでWBA・J・ライト級王座獲得。3度目の防衛戦でウィルフレド・ゴメス(プエルトリコ)に2-0判定負けでベルトを失ったが地元判定といわれた。

 86年8月、WBC・J・ライト級王者フリオ・セサール・チャベス(メキシコ)に挑み善戦したが2-0判定負け。しかし1年後、敵地でバリー・マイケル(豪州)に8回TKO勝ちでIBF・J・ライト級王者に就いた。

 2度防衛後、87年7月トニー・ロペス(米)に3-0判定負けで無冠。この試合は同年のリング誌の最高試合に選ばれた。翌年3月ロペスと再戦したが3-0判定負けで奪回は成らなかった。

 92年4月、シャンバ・ミッチェル(米)に判定負けしたのが最終戦。生涯戦績は44勝36KO9敗。80年代トップクラスと渡り合った強打者でタフネスも持ち合わせていた。

 引退後は恵まれず、ドラッグ禍で不幸な生活を送った。ホームレスの姿が伝えられた時は同情を買ったものだ。

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