元WBO世界ミニマム級チャンピオンの福原辰弥（本田フィットネス＝写真）が5月31日、タイ・チョンブリでWBC同級王者ワンヘン・ミナヨーティン（タイ）に挑戦することが正式決定。福原が25日、熊本市内で会見して発表した。

　 サウスポーの福原（29歳＝21勝7KO6敗6分）は17年2月、WBO同級暫定王座に就き、正規王者だった高山勝成の王座返上で正規王者に昇格。初防衛戦で山中竜也に敗れた。

　同年11月にはワンヘンに挑戦し、112-116、110-118、113-117のスコアで敗れた。今年に入りワンヘンへの再挑戦が決まりながら、タイ側の都合でスケジュールが何度も変更になり、ようやく日程が固まった次第だ。

　33歳のワンヘンは14年11月に王者となり、これまでに10度の防衛に成功。戦績は52勝18KO無敗で、フロイド・メイウェザーの50勝無敗記録を昨年塗り替えている。

　これにより日本人選手が出場する5月の世界タイトルマッチは8試合（内定含む）。うち6試合が海外で行われる。

■5月の世界タイトルマッチ

◇5月4日　米ストックトン（ストックトン・アリーナ）
IBF･S･フライ級タイトルマッチ
王者ジェルウィン・アンカハス（比）vs船井龍一（ワタナベ）

◇5月13日　東京（後楽園ホール）
IBFフライ級タイトルマッチ
王者モルティ・ムザラネ（南ア）vs黒田雅之（川崎新田）

◇5月18日　英グラスゴー（SSEハイドロ）
WBA･IBFバンタム級王座統一戦（WBSS準決勝）
WBA王者･井上尚弥（大橋）vsIBF王者エマヌエル・ロドリゲス（プエルトリコ）

◇5月19日　神戸（神戸ポートピアホテル）
IBF･L･フライ級タイトルマッチ
王者フェリックス・アルバラード（ニカラグア）vs小西伶弥（真正）

◇5月25日　米キシミー（オセオラヘリテージパーク）
WBO･S･フェザー級タイトルマッチ
王者･伊藤雅雪vsジャメル・ヘリング（米）

◇5月26日　中国・江西省撫州市
WBAフェザー級タイトルマッチ
王者･徐燦（中）vs久保隼（真正）

WBA･L･フライ級タイトルマッチ（内定）
正規王者カルロス・カニサレス（ベネズエラ）vs木村翔（青木）

◇5月31日　タイ・チョンブリ
WBCミニマム級タイトルマッチ
王者ワンヘン・ミナヨーティン（タイ）vs福原辰弥（本多フィットネス）