カナダ・モントリオールのベル・センターで28日（日本時間29日）行われたWBC世界L･ヘビー級タイトルマッチは王者アドニス・スティーブンソン（ハイチ＝カナダ）が挑戦者で元IBF同級王者タボリス・クラウド（米）に7回終了TKO勝利。初防衛を果たした。

　初回、サウスポーのスティーブンソンの左がクラウドの左目にヒット。視力が正常に戻るまで時間を費やした挑戦者にスティーブンソンはアウトボクシングで優勢。4回には左目をカットさせ、ボディー攻撃でクラウドにダメージを与える。以後もコントロールした王者の前に7回、クラウドは右目もカット。何度か畳み掛けるとクラウドの傷口が悪化。インターバル中にトレーナーが棄権をリクエストした。

　スティーブンソンは22勝19KO1敗。クラウドは24勝19KO2敗。