2019年5月9日木曜日

王者ムザラネ 黒田撃退に自信も手の内は隠す

 IBF世界フライ級タイトルマッチ(13日・後楽園ホール)で同級4位の黒田雅之(川崎新田)の挑戦を受ける王者モルティ・ムザラネ(南アフリカ)が9日、東京・高田馬場の青木ジムで練習を公開、メディアのインタビューに応じた。

しっかり汗を流したムザラネ

 これが初来日となるムザラネは39戦(37勝25KO2敗)のキャリアがあり、アメリカ、パナマ、マレーシア、マカオのリングに上がった経験を持つ。それゆえに敵地での試合に動じる様子はなく、「12ラウンド戦うための練習をしてきた。KOはそんなに狙っていない」と落ち着いた口調で答えた。

 トレーニング内容や、戦い方、自らの長所など具体的な質問は、ヘッキー・ブドラーのトレーナーとして来日経験あるコリン・ネイザン氏がまともに答えず。ミット打ちもサウスポー・スタイルにするなど秘密主義を貫いた。

ネイザン・トレーナー(左)は警戒心が強かった

 ムザラネは2008年11月、アメリカで当時のIBFフライ級王者ノニト・ドネア(比)に「ハードラックだった」と振り返る6回TKO負けして以来、10年以上負けなし。最初のIBFフライ級王座は4度の防衛に成功し、その中にはWBOバンタム級王者、同胞のゾラニ・テテを5回TKOで下した試合も含まれる。

 昨年大みそかには坂本真宏(六島)に10回TKO勝ちで2度目のIBFフライ級王座の初防衛に成功。生活のすべてをボクシングに捧げてきたという36歳はキャリアが違うといいたいのか、「黒田はいい選手だが、ベルトは持ち帰る」と自信満々だった。