S･ウェルター級のIBF&WBA“スーパー”王者ジャレット・ハード（米）vs挑戦者IBF1位ジュリアン・ウィリアムズ（米）の計量が10日行われ、ハードが152ポンド（68.95キロ）、ウィリアムズが153ポンド3/4（69.74キロ）をマーク。リミット154ポンドを合格した。試合は明日11日（日本時間12日）米バージニア州フェアファックスのイーグルバンク・アリーナで挙行される。

　ハード（23勝16KO無敗＝28）は現WBC王者トニー・ハリソン（米）との決定戦に勝ってIBF王座に就いた後、エリスランディ・ララ（キューバ）との統一戦を制してWBA王座を吸収。前回、12月ロサンゼルスのワイルダーvsフューリーのヘビー級戦のリングでジェイソン・ウィルボーン（英）に4回KO勝ちで防衛を果たしている。

　ウィリアムズ（26勝16KO1敗1分1無効試合＝29）は16年12月、当時のIBF王者ジャモール・チャーロ（米）に挑戦し5回KO負け。その後4連勝して明日の試合を迎える。ウィリアムズもワイルダーvsフューリーのカードでメキシコ選手にKO勝ちを収めている。

　このクラスのWBC王者にはジャーメル・チャーロ（米）からベルトを奪ったハリソンが君臨。判定が論議を呼んだことから6月23日、ダイレクトリマッチが組まれている。WBO王者はハイメ・ムンギア（メキシコ）。WBAはハードの下に“レギュラー”王者ブライアン・カスターニョ（アルゼンチン）、暫定王者ミシェル・ソロ（フランス）が名を連ねる。Photos by Stephanie Trapp