0120_excite_650x150

0120_excite_650x150

2019年5月19日日曜日

小西「粘闘」及ばず、アルバラードに判定敗 

 頑張り屋小西に世界の壁――19日神戸ポートピアホテルで挙行されたIBF世界L・フライ級戦は、王者フェリックス・アルバラード(ニカラグア)が3位挑戦者の小西伶弥(真正)に3-0の判定勝ち。初防衛に成功した。小西はカルロス・カニサレス(ベネズエラ)戦以来2度目の世界アタックに失敗。

アルバラードの右アッパーを浴びる小西

 34勝中30KOを誇る強打のチャンピオンに対し、小西は宣言通りに超攻撃的ボクシングで挑んだ。しかしアルバラードも当然のように応じ、試合は初回から激しいブローの交換が繰り広げられた。

 そこでダメージを与えたのはチャンピオン。鋭角的な左右アッパー、右ロングや打ち下ろしで打ち勝ち、2回早くも小西の体が何度もかしぐ。これは早い結末もあるかと思わせたが、小西も持ち前のタフネスと手数で応戦。

 小西は頭を振り、体で押し込みながら左ボディショットを打ち込んでいく。6回にはアルバラードにロープを背負わせる場面もつくった。もっとも、アルバラードもハートの強い選手で真正面から打ち返し、さらに的確性でも上回り、小西にダメージを与え続けた。

 互いにパンチを出し合う展開が延々と続いた。小西は10回終盤にアルバラードの左右フック、ボディ打ち、顔面への痛撃で動きが止まり、ふらりとするピンチ。それ以降も決めにきたアルバラードの猛攻に遭ったが、力を振り絞り、最後までダウンを拒否して反撃を試みた。最終的なスコアは118-110、117-111、116-112でチャンピオンの防衛。

 「序盤でボディを効かされて、相手ペースでした。先に効いてしまったので流れをつくれませんでした」と小西の敗戦の弁。驚異的な頑張りだったが、小西本人も何度も「まだまだ世界のレベルに(自分は)行けていないと思いました」と語っていた。戦績は17勝7KO2敗。

 一方、井岡一翔戦以来となる日本のリングで今度は勝利を収めたアルバラードは「小西は勇敢でサムライだった。だが打ち合っても自分のほうが有効打を当てていた」。小西のしつこい左ボディも威力を殺していたという。今後について、「拳四朗、京口紘人と統一戦をしたい」と話した。35勝30KO2敗。