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2019年5月30日 20時46分
2019年5月30日 18時11分
IBF・S・フェザー級4位の尾川堅一(帝拳)が同5位アジンガ・フジレ(南アフリカ)とIBF同級挑戦者決定戦を行うことが決まった。帝拳ジムが30日明らかにしたもので、日程は7月6日の後楽園ホール「ダイナミックグローブ」が候補になっている。
30日都内のジムに現れた尾川(23勝17KO1敗1無効試合)は「チャンスをもらって感謝している。しっかり勝って恩返ししたい。これに勝てば次も見えてくるけど、いまはこの試合に集中したい」と表情を引き締めた。
対戦相手のフジレ(14勝8KO無敗)については、「サウスポーということくらいしか分からないけど、ファーマーよりやりづらいサウスポーはいないと思う。自分は右も左も苦ではない。これから対策を練りたい」とも話した。
尾川は17年12月、ラスベガスで前出のテビン・ファーマー(米)との王座決定戦を制してIBF同級王座を獲得した。しかし、翌月にドーピング違反が発覚。尾川は潔白を主張したものの認められず、ベルトはく奪、試合は無効試合となり、日本ボクシングコミッションから1年間のサスペンド処分を受けた。
どん底の状態からはい上がり、いまでは「(口にするものは)大げさなくらい気にしている」という尾川は、今年2月の再起戦で涙の勝利を挙げ、今回の挑戦者決定戦につなげた。
現在のIBF王者は尾川と拳を交えたあとに戴冠したファーマーで、既に3度の防衛に成功している。尾川は「ファーマーに固執することはない。必ず世界チャンピオンになりたい」と決意を述べた。
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