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元WBO・AP王者の坂本真宏は引退表明

近大出身の峯佑輔「名城二世目指し」六島ジム入り 
元WBO・AP王者の坂本真宏は引退表明

2019年5月30日 20時46分

 六島ジムは30日、台北カップ優勝などアマで活躍した近大出身の峯佑輔(23)の入門会見を大阪市住吉区のジムで行った。峯は近大から六島ジムに所属してWBA世界S・フライ級王者に就いた名城信男・近大ボクシング部監督の指導を受けており、「名城監督に続いて世界を獲りたい」と抱負を語った。

六島入りの峯(左)と武市トレーナー

 大阪府柏原市生まれの峯は中学生までは空手を学び、興國高校に進学してボクシングを始めた。1学年上の桑原拓(東農大-大橋)とともに大鵬ジムでも練習を続け、3年の時に国体L・フライ級優勝、インタハイ同級準優勝。

 2015年、近大に進み、関西学生リーグは1年生から主力で活躍。同年、台北カップでフライ級優勝を飾り、17年の全日本選手権フライ級3位など成績を残している。右ボクサーファイターで、アマ成績は51勝10RSC12敗。

 会見では六島ジム・武市晃輔トレーナーが「峯選手は海外の大会での優勝経験があり、ここまで実績がある選手が六島ジムに来るのは初めて。目標は世界王者ですが、来年にはアジアのランキング入りを目指して指導していきます」と話した。7月7日にB級プロテストを受け、同月末にはデビュー戦を予定しているという。

 峯は「ずっとプロでやろうと思っていた。東京に行くことも考えたが、地元でやりたいと思い、名城監督が育った六島ジムで武市トレーナーに指導を受けることに決めました。とにかくお金を稼ぐことができるよう頑張ります」と決意を述べた。

小林(右)と武市トレーナーには報奨金

 また、枝川孝・六島ジム会長はこの日、WBOアジアパシフィック・バンタム級タイトルマッチ(26日・大阪市大第二体育館)で難敵のチャンピオン、ベン・マナンクィル(フィリピン)に10回TKO勝ちしたストロング小林佑樹(六島)と懸命の指導を続けた武市トレーナーにそれぞれ100万円の褒賞金を手渡した。

 OPBFなど4度目の挑戦で念願のチャンピオンベルトを手にした小林は帯封の100万円を手に「苦しい練習を続け、結果が残せました。この試合に備えて、サウスポーで戦えと言われたときは、もう見捨てられたのではと思いました。勝ててうれしかったですが、この現金をいただいた方がもっとうれしい」と最大級の感謝を表した。

 武市トレーナーは「マナンクィルは実績があるサウスポー。小林はサウスポーにまったく弱かったので、左構えで戦わせ、消耗戦に持ち込む作戦を立てた。小林もこの作戦を信じてよく戦ってくれた」と思わぬボーナスに満面の笑み。

 枝川会長によると小林と同じ日にWBOアジアパシフイック・フライ級王座決定戦でTKO負けを喫した大阪市大大学院院生の坂本真宏(六島)は試合後に引退を表明したという。昨年12月、中国・マカオで世界戦も経験した坂本は13勝9KO3敗。

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