京口紘人はKOならず 初防衛成功も不完全燃焼
2019年6月19日 20時58分
2019年6月19日 19時45分
WBO女子世界S・フライ級王座決定戦が19日、幕張メッセ・イベントホールで行われ、OPBF&日本バンタム級王者の“戦うシングルマザー”吉田実代(EBISU K’sBOX)がケーシー・モートン(米)に3-0判定勝ち、世界初挑戦でタイトルを獲得した。スコアは100-90×2、99-91。
ともに世界初挑戦ながら、愛娘実衣菜ちゃんの「ママ~、がんばれ~」の声援を背に受ける吉田が初回から飛ばした。モートンに激しくプレスをかけて迫り、クリンチ際でしつこくボディを叩くと、右ストレートもクリーンヒット。幸先のいいスタートを切った。
モートンも懸命に手数を出して応戦するが、パワーで勝る吉田が3回にも左右のボディ、右ストレートを打ち込み、モートンを着実に追い込んでいった。
後半も吉田が優勢。ボディ攻めが一貫して効果的で、7回は右アッパーを連打して見せ場を作った。気迫十分のモートンは最後まで抵抗し続けたが、吉田が文句なしの判定勝ちを収めた。
吉田は13勝1敗。インタビューで涙し、抱き上げた実衣菜ちゃんに「ママ、おめでとう」と言われ、幸せいっぱいだった。モートンは8勝1KO2敗3分。
■日本人女子世界王者
WBOアトム級 岩川美花(高砂)
IBFアトム級 花形冴美(花形)
WBAアトム級暫定 宮尾綾香(ワタナベ)
WBOミニマム級 佐伯霞(真正)
WBO・L・フライ級 天海ツナミ(山木)
WBAフライ級 藤岡奈穂子(竹原&畑山)
WBO・S・フライ級 吉田実代(EBISU K’sBOX)
◇ライト級8回戦
宇津木秀(ワタナベ)[KO3回26秒]ピッコロ・ヴォリバー(カシミ)
平成国際大出身でデビューから4連勝の宇津木がベネズエラ出身の日本フェザー級10位ヴォリバーと対戦。初回から強気に攻めた宇津木はヴォリバーの左フック、右を浴びるシーンもあったが、さらにプレスを強めてボディを攻めるとヴォリバーが後退した。
宇津木は2回にパワフルな左ボディでダウンを奪うと、3回に再びボディで10カウントを聞かせた。勝利の瞬間、雄たけびを上げた宇津木は5勝4KO。日本で初黒星のヴォリバーは8勝3KO2敗。
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