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DANGAN日韓親善試合 小林孝彦、高山涼深ら勝利

2019年6月25日 21時35分

 25日後楽園ホール「DANGAN BEYOND」で日韓親善試合が行われた。メインのS・ライト級は、小林孝彦(TEAM10COUNT)が4回TKO勝ちした。

 元日本S・フェザー級、OPBFフェザー級王者・渡辺雄二さんの甥、高山涼深(ワタナベ)は初回KO勝ち。元日本、OPBFミドル級王者カシアス内藤会長の次男、内藤未来(E&Jカシアス)は判定勝ちした。

 アマチュアで2016年全日本選手権L・ヘビー級を制した友松藍(ワタナベ)はこの日がデビュー戦。無敗韓国選手との壮絶な打撃戦を制してプロ初勝利を挙げた。

小林はストップ勝ちの瞬間、雄たけびを上げた

◇S・ライト級6回戦
小林孝彦(TEAM10COUNT)[TKO4回2分40秒]チャ・ジョンハン(韓)
 サウスポーのチャが距離を詰めようとし、長身の小林が距離を取ってカウンターを狙った。2回終了間際、激しく左で迫るチャに小林の左フックがヒット。チャがダウンした。

 小林はその後も距離を支配し、4回に左ボディに続いて右を決めるとチャがフラフラに。ラッシュしたところで主審が試合を止めた。小林は9勝7KO3敗。チャは5勝5KO1敗。

友松(右)はデビュー戦から激闘を披露

◇71キロ6回戦
友松藍(ワタナベ)[3-0(57-56×2、58-56)]イ・サングン(韓)
 友松が初回から圧力をかけて打撃戦に突入。両者とも勇敢ながらディフェンスが甘く、お互いにヒット重ねた。3回に友松がイの右でグラついたが、ここから反撃。4回には左ボディを効かせて右でイをキャンバスにつき落とした。

 勝負あったかに見えたが、イが驚異的なタフネスぶりで反撃開始。6回は友松の左フックで腰が砕けたが、ここから再び盛り返し、両者フラフラになって終了のゴングを聞いた。友松は1勝。イは6勝4KO1敗。

内藤(左)はあと一歩でTKOだった

◇ライト級6回戦
内藤未来(E&Jカシアス)[3-0(58-56、60-54×2)]イ・ドジン(韓)
 サウスポー対決。大柄なイが左ストレートを軸にアグレッシブに攻めてスタートは好調に見えたが、内藤は左右のボディ打ちが冴えて、徐々に試合を支配していった。

 4回、左ストレートから連打でイを追い込むと、5回も激しく攻めた。それでもタフなイは最後まであきらめず判定決着。内藤は8勝3KO1敗。イは6勝2敗3分。

高山は初回で試合を決めた

◇S・フライ級6回戦
高山涼深(ワタナベ)[TKO1回2分6秒]チャン・インス(韓)
 開始から両者テンション高くパンチを交わしたが、サウスポー高山はバランスを崩さず左ショート、右ボディをヒット。そして左ストレートがダブルで決まると、チャンはマウスピースを吹き飛ばして倒れる。高山は続行に応じたチャンを左ストレートで追撃し、ストップを呼び込んだ。

 高山(法大出身、アマ35勝16敗)はデビュー2連続KO勝ち。チャン(5勝2敗1分)側は声を荒げてストップのタイミングに抗議していた。

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