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千本瑞規がプロ2戦目で女子日本ミニマム級王者に

2019年6月25日 20時38分

 女子日本ミニマム級タイトルマッチ6回戦が25日、後楽園ホールで行われ、挑戦者2位の千本瑞規(ワタナベ)が王者の日向野知恵(スパイダー根本)に6回33秒2-0負傷判定勝ち。プロ2戦目で王者となった。スコアは59-56×2、57-57。

眉間をカットしたのは最終回だった

 白星と黒星を重ねながら今年2月、日本王者になった34歳の日向野が初防衛戦でアマチュア出身のプロ2戦目、25歳の千本を迎えた。

 試合は前に出る日向野を千本がフットワークを使いながらジャブでコントロール。2回には右アッパーを立て続けに決めて日向野は鼻血だ。

千本は前に出る日向野にアッパーを合わせた

 劣勢の日向野は3回にチャージ。右拳を痛めて左で戦う千本のカウンターをもらいながらも前に出続け、5回に左フックを打ち込むなど意地を見せる。日向野は最終回も猛然と前に出ると、偶然のバッティングで千本の眉間をカット。これで試合終了となった。千本は2勝1KO。日向野は8勝2KO9敗1分。

千本の話「2ラウンドの終わりに右拳を痛めて、3ラウンドからは右が使えず、痛めたことをバレないように戦いました。チャンピオンは気持ちが強くてタフ。とりあえず勝ててホットしてます」

 前座のS・ライト級6回戦は、18年全日本同級新人王のサウスポー遠藤健太(帝拳)が登場。松本北斗(REBOOT)に苦戦を強いられ、敗色が濃厚となってきた5回、左ストレートを効かせると最後は右フックで10カウントを聞かせた。KOタイムは3分9秒。

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