明日28日（日本時間29日）米カリフォルニア州テメキュラのパチャンガ・リゾート＆カジノで挙行されるIBF世界ライト級タイトルマッチの計量が27日行われた。初防衛戦となる王者リチャード・コミー（ガーナ）は134ポンド1/4（60.89キロ）を計測しリミット135ポンドをクリアしたが、挑戦者で元WBO王者ライムンド・ベルトラン（メキシコ＝米）は136ポンド1/2（61.92キロ）と1ポンド半オーバー。明日勝っても王者に就けない。

　コミー（28勝25KO2敗＝32）は2月、イサ・チャニエフ（ロシア）との王座決定戦で2回KO勝ち。マイキー・ガルシア（米）が返上した王座を継承した。その試合で右拳を負傷。このV1戦を飾ればワシル・ロマチェンコ（ウクライナ）との統一戦が再びクローズアップされる見込みだ。

　ベルトラン（36勝22KO8敗1分1無効試合＝38）は昨年8月、ホセ・ペドラサ（プエルトリコ）に王座を明け渡した後、今年2月、岡田博喜（角海老宝石）に9回KO勝ちで再起。しかし15年5月の粟生隆寛（帝拳）とのWBO王座決定戦に続く体重オーバー。王座復帰の希望を断たれた。

　同じリングでS･ウェルター級王者候補カルロス・アダメス（ドミニカ共和国＝WBA4位）が村田諒太（帝拳）のスパーリング・パートナーを務めたパトリック・デイ（米）と10回戦を行う。