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OPBFミドル級王座は空位のまま

細川チャーリー忍と太尊康輝はドロー 
OPBFミドル級王座は空位のまま

2019年7月9日 22時01分

 OPBFミドル級王座決定戦が9日、後楽園ホール「ゴールデン・チャイルド・ボクシングvol.126」のメインで行われ、同級3位の細川チャーリー忍(金子)と同9位の太尊康輝(角海老宝石)はドロー。スコアは115-114で太尊、残り2者が114-114だった。

太尊(左)と細川、試合後はともに「自分が勝ったと思った」

 元王者対決。2代前のOPBF王者、細川は圧力をかけてボディを狙い、4代前のOPBF王者、長身サウスポーの太尊が左を打ち下ろしてこれを迎え撃つ展開。距離が詰まると太尊はクリンチ。序盤はともに決定打がなく、ジャッジ1者が39-37で太尊、2者が38-38をつけた。

 中盤は細川が圧力を強めて右、ボディ打ちで攻めていく。太尊も左ストレート、左ボディを打ち込んで対抗。中盤も両者とも抜け出せず、8回終了時は77-75、75-77、76-76と三者三様のイーブンとなった。

OPBFは「ダイレクトリマッチが望ましい」。秋に実現の可能性

 終盤に入っても甲乙つけがたい展開が続いた。10回は左を合わせる太尊がやや上回った印象だが、11回は右ショート、左フックを決めた細川が優勢か。最終回はともに力を出し切って試合を終えた。細川は11勝10KO4敗1分。太尊は14勝12KO3敗3分。

日本2位の斎藤(右)はミスを犯さずに勝利

◇ライト級8回戦
斎藤一貴(角海老宝石)[3-0(79-73×2、80-72)]モニコ・ローレンテ(比)
 日本ライト級2位の斎藤はガードを固めながら慎重に前へ。1、2回と左ボディでベテランのローレンテにダメージを与えた。ローレンテは徐々に手数を増やしたが、斎藤はこれを丁寧にブロックしながら、ボディ攻めを中心に組み立てた。

 斉藤は5回、右ストレートを決めて好機を作ったが、畳みかけることができない。終盤は前半よりは攻勢を強めたものの判定決着となった。斎藤は7勝5KO1敗。日本で8戦全敗のローレンテは30勝7KO15敗。

◇52.5キロ8回戦
藤井貴博(金子)[2-1(77-75、77-76、75-77)]仁平宗忍(ワタナベ)
 日本S・フライ級9位の仁平はガードを固めてじわじわと前に出るボクシング。序盤はサウスポー藤井がサイドに回りながら先手を取り、手数で攻勢をアピールした。

 中盤は仁平のボディ攻め、右ストレートも出始めるが、藤井はよく動いて簡単につかまらない。互いに譲らない展開が最後まで続き、軽打ながら手を出し続け、足を動かし続けた藤井が接戦をものにした。藤井は11勝3KO6敗1分。仁平は9勝1KO4敗2分。

◇ライト級6回戦
橘ジョージ(協栄)[3-0(58-56×3)]森田陽(M.T)

◇S・ライト級6回戦
関根翔馬(ワタナベ)[TKO5回33秒]笠井暢也(金子)

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