カーンはディブに楽勝
フューリーのいとこ元王者をストップ
2019年7月13日 8時20分
2019年7月13日 1時27分
12日、後楽園ホールで行われたWBA女子世界フライ級タイトルマッチ10回戦、チャンピオン藤岡奈穂子(竹原&畑山)とWBO女子世界L・フライ級チャンピオン天海ツナミ(山木)の“女子最強決定戦”は、三者三様のドローで、藤岡が2度目の防衛に成功した。
こちらも注目のセミファイナル、IBF世界S・ライト級13位にランクされる近藤明広(一力)と無敗のユース王者、平岡アンディ(大橋)の新旧対決は、判定で平岡が近藤を破り、不敗レコードを14に伸ばした。
◇WBA女子世界フライ級タイトルマッチ
藤岡奈穂子(竹原&畑山)[引き分け分1-1(96-95、94-96、95-95)]天海ツナミ(山木)
前半は天海が小刻みにステップを踏みながらも前に出てパンチを合わせる。藤岡が飛び込んで突破口を開こうとしても、バックステップと上体のムーブでかわし、ロープへ追って軽くパンチをまとめるシーンを見せた。採点も4回まで三者共にツナミが落としたラウンドはなく、藤岡の目が腫れだした。
しかし後半の藤岡は圧力を強めて前に出る。それを天海は足と左で止めにかかるが、それでも藤岡は止まらず、強烈な右ボディの破裂音を響かせた最終回、勝負をかけて前に出る藤岡と最後まで止まらない天海の勝負の行方は、採点でも決着をつけることが出来なかった。
◇S・ライト級10回戦
平岡アンディ(大橋)[3-0(97-93、98-93、98-92)]近藤明広(一力)
開始から平岡が右を突いて動き、ノーモーションの右へと繋いで快調に飛ばす。近藤は手数こそ多くないが、しっかりと圧をかけて前に出る。中盤には何度か左右フックでロープへと追う場面も作った。
平岡はよく動いて手を出すが、近藤のプレッシャーに直線的になる場面が出てきてベテランの術中にはまるかと思われたが、その度にそれをはねのけるようにワンツーで応戦する。最終回、近藤の左右ボディにロープへと押されても、平岡の手数は止まらずリング中央へと押し返し、終了のゴングを聞いた。
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