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4階級制覇王者 パーネル・ウィテカー事故死

2019年7月16日 10時29分

 殿堂入りしている元4階級制覇王者パーネル・ウィテカー氏(米)が現地時間14日午後10時過ぎ、米国バージニア州バージニア・ビーチで車に衝突され死亡した。55歳だった。ウィテカー氏は同地の大通りの交差点を歩行中、事故に遭った。

現役時代のウィテカー、一時代を築いた

 84年ロサンゼルス五輪金メダリストのウィテカー氏は同年12月プロ転向。五輪チームの同期にイベンダー・ホリフィールド、メルドリック・テイラー、バージル・ヒル、マーク・ブリーランド、タイレル・ビックスがいる。

 サウスポーのディフェンス・マスターとして鳴らし、最初の世界挑戦ではホセ・ルイス・ラミレス(メキシコ)に不運な判定負けに終わったが、IBF王座を皮切りにWBC、WBAのライト級3冠を統一。ロベルト・デュラン以来の“比類なき”王者に君臨した。

 その後IBF・S・ライト級、WBCウェルター級王座に就き、93年9月、87戦無敗のメキシコの英雄フリオ・セサール・チャベスの挑戦を受けドロー。大方はウィテカー氏の勝利に見えた一戦だった。

 95年WBA・S・ウェルター級王座を獲得し4階級制覇に成功。その後WBCウェルター級王座の防衛に専念し防衛回数を8に伸ばす。しかし97年4月、オスカー・デラホーヤに判定負けで無冠。2年後フェリックス・トリニダードにも敗れ、01年4月の試合を最後に引退した。

 終身戦績は40勝17KO4敗1分1無効試合。ニックネームはスウィートピー。07年、国際ボクシング名誉の殿堂入りを果たした。

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