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リング上から婚約者にプロポーズ

鈴木悠介が激戦制す 日本バンタム級新王者 
リング上から婚約者にプロポーズ

2019年7月27日 20時08分

 日本バンタム級タイトルマッチが27日、後楽園ホールのセミで行われ、挑戦者1位の鈴木悠介(三迫)が王者の齊藤裕太(花形)に3-0判定勝ち。スコアは97-93×3。齊藤は2度目の防衛に失敗。

鈴木(右)はタフな齊藤との激戦を制した

 潰瘍性大腸炎を患いながら防衛ロードを歩む齊藤と、タイトルマッチが2度決まりながら、対戦相手と自らのけがで流し、ようやく大舞台を迎えた鈴木が激突した。

 初回はサウスポーの鈴木が左ストレートを合わせ、右フックも決めて好スタートを切る。鈴木は左のタイミングがいい。押され気味の齊藤は3回から反撃開始。右ショートフック、右アッパーを決めるなど、接近戦に活路をを見出した。この回、齊藤はヒッティングで左目上部をカットした。

 試合は頭をつけての打撃戦に突入。4回、齊藤の右ストレートで鈴木がグラリとするが、鈴木も反撃して激しい削り合いが続く。5回終了時の採点は48-47×3で鈴木がわずかにリードした。

 6回、齊藤が偶然のバッティングで右目上部をカット。両者とも執拗に手を出し、齊藤は出血、鈴木は大きく顔が腫れて激戦模様。有効打では鈴木が上回りながらも、齊藤の前進も止まらない。

健闘を称え合う鈴木(右)と齊藤

 9回に鈴木が左ストレートをボディに打ち込み、下がった齊藤にラッシュ。逆に10回は齊藤が意地を見せて鈴木を押し込んだ。

 30歳の鈴木は11勝7KO3敗。リング上からペルー人の婚約者パメラ・アルテカ・レアノさんにスペイン語でプロポーズした。王座陥落の31歳、齊藤は試合後に引退を表明した。12勝9KO10敗3分。

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