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Wクリチコ、大差判定でポべトキン下す

2013年10月6日 10時14分

 3団体統一世界ヘビー級王者のウラディミール・クリチコ(ウクライナ)が5日(日本時間6日)、モスクワのオリンピックスタジアムでWBA正規王者のアレクサンデル・ポベトキン(ロシア)と対戦し、大差判定でアテネ五輪金メダリストを退けた。ジャッジは3者ともに119-104。

Wクリチコ(右)はポベトキンを寄せ付けず

 2回に左フックで先制のダウンを奪ったクリチコだが、ここからはもどかしい展開が続いた。距離を詰めようとするポベトキンに対し、クリチコはいつものようにジャブと右ストレートで迎撃しようとしたが、パンチの精度がいまひとつ高まらない。結果クリチコがポベトキンを抱え込んだり、両者もみ合ったりするシーンが目立つ試合となった。

 こう着した展開の中、クリチコは7回に左を効かせたのを皮切りに、計3度のダウンを奪ったものの、フィニッシュにはいたらず。ここからはクリチコがジャブでポペドキンを痛めつけ、接近戦はクリンチでしのぐというパターンを繰り返した。クリチコは11回にプッシングで減点1を科せられたが、大勢に影響はなく、終了のゴングとなった。

 クリチコは61勝51KO3敗。防衛回数はIBFが16度、WBOが11度、WBA(スーパー王者)が5度となった。プロ初黒星のポベトキンは26勝18KO1敗。WBAタイトルの5度目の防衛に失敗した。Photo/SUMIO YAMADA

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