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日本ミドル級 加藤収二はまたも及ばず

竹迫司登が8回TKO勝ち 因縁リマッチは激戦 
日本ミドル級 加藤収二はまたも及ばず

2019年8月3日 21時42分

 日本ミドル級タイトルマッチが3日、後楽園ホール「第587回ダイナミックグローブ」のメインで行われ、王者の竹迫司登(ワールドS)が挑戦者1位の加藤収二(中野サイトウ)に8回終了TKO勝ち。3度目の防衛に成功した。

竹迫(右)は第1戦の反省を生かして序盤からリードした

 3月のドローを受けてのダイレクトリマッチは両選手の応援団の大歓声に包まれてゴング。サウスポー加藤はいつものようにうるさく右ジャブをついたが、竹迫はグイっと踏み込んで右ボディ打ち。たちまち距離を詰め、距離を取りたい加藤の思うようにはさせなかった。

 竹迫は2回もパワフルに加藤を押し込み、左右のボディを打ち込み、顔面はガードの上から強打を叩き込む。加藤はサイドに回って立て直そうとするが、竹迫の圧力をかわしきれない。

 加藤は左ストレート、左ボディを打ち込んで反撃を試みるが、竹迫は4回も左アッパー、左ボディで攻勢をアピール。しかし、竹迫優勢と思われた5回、加藤の右フックが炸裂すると、竹迫がフラついて大歓声。加藤は一気に攻めたが、ラウンド終盤は逆に竹迫が右を決めて反撃した。5回終了時の採点は49-46×2、50-46で竹迫がリードした。

 劣勢の加藤は7回、左ボディで竹迫の動きを一瞬止めて反撃開始。畳みかけると竹迫もこれに応じて打撃戦となるが、打ち勝っているのは竹迫。加藤はダメージもたまってきた。

 加藤は8回に攻めたが、流れを押し戻せず、ラウンド終了間際に立て続けにパンチを浴びてグロッギーに。最後は竹迫のパンチでコーナーに崩れ落ちた。

 パンチはゴング後であり、主審は減点を科すべきだった。加藤陣営からクレームが出てもおかしくなかったが、ダメージを蓄積していたため、インターバルで棄権を申し出た。

 竹迫は11勝11KO1分。加藤は10勝6KO2敗2分。試合の模様は6日(火)午後8時からCS放送の日テレジータスで放送される。

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