2019年8月4日日曜日

カネロのIBF王座はく奪でミドル級は混とん 
王座決定戦にゴロフキンが出場?

 IBFはミドル級王者サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ=写真)の王座をはく奪。ESPNは、はく奪は指名挑戦者セルゲイ・デレフヤンチェンコ(ウクライナ)との対戦交渉がまとまらなかったためで、ウクライナ人が王座決定戦に進むと報じた。

 IBFからの指令を受けて、両陣営は入札を回避すべく対戦交渉を進めていた。しかし、期限までに交渉はまとまらず、3日延長しても合意にいたらなかったため、IBFは王座はく奪を決定した模様だ。

 ESPNによると、カネロ率いるゴールデンボーイ・プロモーション(GBP)がデレフヤンチェンコ側に550万ドル(約5億8000万円)を提示したが、先方が希望する700万ドル(約7億4000万円)との差が埋まらなかった。

 一連の動きに関して、GBPは「法的措置も辞さない」とIBFに対して不信感を募らせている。今後、何らかのアクションがあるかもしれない。

 昨年、動画配信サービスのDAZNと大型契約を結んだカネロは5月にダニエル・ジェイコブス(米)に勝利してIBF王座を吸収。DAZNはカネロに対し、9月に元統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との第3戦を希望したが、カネロは少なくとも9月の時点での第3戦を承諾しなかった。そこでデレフヤンチェンコとのIBF指名試合に方向転換したが、交渉が成立しなかったということだ。

 ESPNによると、これによりカネロは10月下旬、自身が保持するWBA王座をかけてWBO王者デメトゥリアス・アンドラーデ(米)と統一戦を行う選択肢が浮上。空位のIBF王座は10月5日、デレフヤンチェンコとゴロフキンが争うのではないか、と見ている。

 ミドル級はWBA王者に君臨する村田諒太(帝拳)がカネロを筆頭とするビッグネームとの対戦を狙っている。今後の動きから目が離せない。