WBA女子世界アトム級暫定王者の宮尾綾香（ワタナベ＝写真）が9月12日、後楽園ホールの女子イベント「Victoriva vol.5」で正規王者モンセラット・アラルコン（メキシコ）と“統一戦”を行う。ワタナベジムが5日発表した。

　36歳で試合を迎える宮尾（23勝6KO7敗1分）はWBAアトム級王座を5度防衛したのち、15年10月にWBC王者だった小関桃との王座統一戦に敗れてタイトル喪失。翌年12月、WBO王者だった池山直（フュチュール）とのタイトルマッチで右ひざ前十字じん帯を断裂。けがを乗り越え、昨年11月にWBA暫定王座を獲得した。

　アラルコンは12勝4敗2分の25歳。17年4月に来日し、WBOフライ級王者だった好川菜々を8回負傷判定で下し、タイトルを獲得している（初防衛戦で王座陥落）。プレスの強い選手だ。

　当日のメインイベントは、IBF女子アトム級チャンピオンの花形冴美（花形）が49歳の“鉄人”池山を迎えての初防衛戦で、アトム級のダブル世界戦となった。。

　また、同イベントにはプロ3戦ながら日本、OPBF女子アトム級王座を保持する松田恵里（TEAM10COUNT）も出場。モンブランみき（Reason押上）と日本王座の初防衛戦を行う。