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2019年8月10日土曜日

プログレイスがWBSS撤退表明 主催のコモサ社提訴

 ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)S・ライト級で決勝に勝ち残っているWBA同級スーパー王者レジス・プログレイス(米)が同大会からの撤退を表明。試合報酬の未払いなどで主催のコモサ社をアメリカの連邦裁判所に提訴した。米メディアが報じた。

しびれを切らしたプログレイス Photo/SUMIO YAMADA

 ESPNの報道によると、プログレイスとマネジメント契約を結ぶディベラ・エンタテインメント社は共同で声明を発表。「コモサ社は支払いの遅れ、スケジュール決定の遅れ、約束の反故といった行いを繰り返してきた」と大会からの撤退と訴訟にいたった理由を説明。大会出場にあたってのすべての義務を解除するよう求めた。

 ESPNが入手したという訴状によると、プログレイスは準々決勝の試合報酬50万ドル(約5250万円)、勝利者ボーナス50万ドル、準決勝の報酬50万ドル、勝利者ボーナス60万ドル(約6300万円)を受け取る契約になっているが、約束した期限までに所定の金額の支払いがないという。

 プログレイスは決勝でIBF王者ジョシュ・テイラー(英)と対戦するはすだった。これは10月5日、イギリス開催が有力との情報が漏れ伝わっていたが、主催者からの正式発表にはいたっていない。ちなみに決勝の報酬は70万ドル(約7350万円)、勝利者ボーナスは130万ドル(約1億3650万円)だったという。

 WBSSの運営に関する不安は以前からあり、準決勝前には同じような理由でイバン・バランチェク(ベラルーシ)の出場が危ぶまれた。バランチェクは最終的には5月の準決勝に出場したもののテイラーに敗退。プログレイスはこの試合を現地で観戦していたのだが…。

 WBSSは各団体のチャンピオンが集まる最強決定トーナメントとの触れ込みで2017年にクルーザー級とS・ミドル級の2階級でスタートした。昨年にはシーズン2としてバンタム級、S・ライト級、クルーザー級のトーナメントが始まった。3階級ともすでに準決勝が終わっているものの、決勝が発表されたのは井上尚弥(大橋)とノニト・ドネア(比)が対戦するバンタム級(11.7さいたまスーパーアリーナ)だけにとどまっている。

 これを受けてWBSSは、プログレイス側の主張が事実関係においても、法的においても誤りがあるとする声明を公式ツイッターで発表。プログレイスvsテイラーの決勝開催に尽力するとしているが、はたしてここまでこじれた関係が修復するかどうか。