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畑中建人ダウン応酬制す WBC11位に判定勝ち

2019年8月24日 15時51分

 名古屋市の武田テバオーシャンアリーナで行われた世界タイトルマッチのセミ、51.2キロ契約10回戦は、WBCユース・フライ級王者で日本同級5位の畑中建人(畑中)がWBC・L・フライ級11位、IBF同級15位ジェイセバー・アブシード(比)に3-0判定勝ち。ダウン応酬の試合は95-93、96-93、96-92というスコアだった。

判定が読み上げられ、あんどの表情を浮かべた畑中(右)

 元世界王者、畑中清詞会長の息子でデビューから9連続KO勝ちをマークしている畑中は距離を取りながら右をボディに打ち込む立ち上がり。スピードでは畑中、パワーでは下から上げてきたアブシードという印象だ。

 畑中はサウスポースタイルから左、右アパーを強振するアブシードのアタックをフットワークも使って外していたが、徐々に距離が詰まり、3回には打ち合いに。ここで畑中の右が決まってアブシードがダウンした。

 しかし4回、今度は打ち合いからアブシードの右フックが決まり、さらに左アッパー、右フックを追撃したところで畑中がダウン。立ち上がった畑名は果敢に打ち合い、このラウンドを切り抜けた。

アブシードと熱戦を繰り広げる畑中(右)

 試合はさらにヒートアップ。5回は畑中が右ストレートで追い込んだかと思えば、アブシードの左が決まり、打ちつ打たれつのスリリングは攻防。畑中は6回に足を使ったが、7回はアブシードが右フック、左ストレートを打ち込んで優勢。8回は負けじと畑中が右を打ち込んでアブシードにダメージを与えた。

 9回はアブシードだ。左アッパーをボディに突き刺して畑中を苦しめ、畑中は右目上部をカット。最終回は両者ともに力を出し切って終了のゴングとなった。

 畑中は10勝9KO。昨年8月、ユーリ阿久井(倉敷守安)に勝利して以来の日本リングだったアブシードは19勝12KO9敗。

◇S・フェザー級6回戦
仲里周磨(ナカザト)[3-0(58-57、58-56、59-56)]福井貫太(寝屋川石田)
 元OPBF・S・バンタム級王者、仲里繁会長を父の持つ仲里は福井と熱戦を展開し、4回に右アッパーを決めて畳みかけるなど見せ場を作って判定勝ちした。仲里は「相手は強く、タフだった。もう少し左のバリエーションを出したかった」と話しながら、ひとまず勝利にホッとした様子。11月に開幕する「はじめの一歩フェザー級トーナメント」への出場を検討している。仲里は9勝6KO1敗2分。福井は6勝5KO3敗。

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