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エストラーダTKO防衛 次戦12.7サウジアラビア宣言

2019年8月25日 15時24分

 24日(日本時間25日)メキシコ・エルモシーヨの多目的センターに1万2000人の観衆を集めて行われたWBC世界S・フライ級タイトルマッチは、王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ=写真)が挑戦者15位ドゥエイン・ビーモン(米)に9回51秒TKO勝ち。4月、シーサケット・ソールンビサイ(タイ)から奪った王座の初防衛を果たした。

S・フライ級で存在感をアピールしたエストラーダ

 互角の初回の後、2回、右を決めたビーモンだが、ロープを背にしたエストラーダの左フックでバッタリ。スリップ気味にも見えたが主審はカウントを適用。再開後、王者の左右でグローブを着いたビーモンは2度目のダウンを喫する。

 しかし試合は4回を境にビーモンが捨て身とも思える反撃を仕掛け、断続的に右をヒット。挑戦者のアタックを持て余すエストラーダは意外にも6回までポイントリードを許す。

 それでも余裕を感じさせるエストラーダは7回、攻勢に転じスタンドを沸かせると続く8回にも地力を発揮して優勢。右でグラつかせる。前ラウンドのダメージを引きずるビーモンは9回、集中打を浴びストップされた。

ビーモンからダウンを奪うエストラーダ

 試合後、2ラウンドに左拳を痛めたことを明かしたエストラーダだが、大事には至らない模様。リング上で「次回は12月7日サウジアラビアでWBA王者と統一戦を予定している」と語った。

 試合をメキシコに中継したTVアステカは「対戦候補にチョコラティートも挙がっている」と報道。来月でブランクが1年となる元4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)にも可能性があることを匂わせた。

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