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徹底走り込みで「メンタルも鍛えられる」井上拓真

井上尚弥が軽井沢合宿「長いラウンド想定している」
徹底走り込みで「メンタルも鍛えられる」井上拓真

2019年9月17日 14時35分

 大橋ジム所属のWBA・IBF世界バンタム級チャンピオン、井上尚弥とWBC世界バンタム級暫定王者、井上拓真の兄弟が17日、従弟の日本S・ライト級王者、井上浩樹を加えた3人で軽井沢合宿をスタートさせた。井上兄弟は11月7日、さいたまスーパーアリーナでダブル世界タイトルマッチに臨む。

左から尚弥、浩樹、拓真の井上ファミリー

 メディアに練習を公開した17日午前は、5キロ、10キロの長距離走と100メートルダッシュ10本というメニュー。罰ゲーム付きのダッシュでは笑い声も聞かれ、厳しいに内容ながらもみんなで力を合わせて練習を盛り上げている様子が伝わってきた。

10回ジャンプしてからダッシュ。かなりきつそうだ

 この時期の短期合宿は恒例になっており、練習メニューも大きく変わるわけではないが、トレーニングを試合に結び付けようという意識は強い。ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝でWBAスーパー王者ノニト・ドネア(比)と対戦する尚弥は「長いラウンドにそなえて長距離ランを中心にしている」と合宿の狙いを説明。今回は階段トレーニングがなく、平坦な道を長く走るという。

 ここ3試合は1回、1回、2回KO勝ちと速攻で試合を終わらせている尚弥だけに、長期戦への備えはしっかりしておきたいところだ。とはいえ「いつも長いラウンドは想定しえいるので、いつも通りといえばいつも通り」。短いラウンドで終わっている試合でも準備を怠ったことはない。

浩樹(右)は12月にWBOアジア戦を控えている

 WBC正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(仏)と団体内統一戦を控える拓真は「12ラウンドは何度もやっているけど、さらに自信をつけたい」と抱負を語った。この日は5キロ走のあとにダッシュ練習かと思いきや、さらに10キロ走ってからダッシュ練習というメニューでを与えられ「驚いた。これがメンタルトレーニングなのかと思いました」と苦笑い。軽井沢ではスタミナだけでなく、メンタルも強化されそうだ。

 丸3日間の走り込み合宿を終えると横浜に帰り、再びスパーリング中心の練習で試合に向けて仕上げていく。しばらくは来日中の東京五輪アメリカ代表候補、フィリピン系米国人のジャフェスリー・ラミドが2人のパートナーを務める予定だ。

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