21日（22日）米カリフォルニア州ベーカーズフィールド行われたS･ミドル級10回戦は番狂わせ。以前カネロ・アルバレスやエリスランディ・ララと対戦したベテラン、アルフレド“ペロ”アングロ（メキシコ）が元WBOミドル級王者ピーター・クイリン（米）に2-1判定勝ち。WBAとIBFでS･ミドル級4位のクイリンを下し、ランキング復帰を可能にした。

　3回に左フック、4回に右フックを痛打するなど前半アングロが攻勢をかける。対するクイリンは右ストレートで迎撃。6回、左フックでダメージを与えたメキシカンは後半もボディを叩いて突進。最終回。左フックを返したクイリンだがスコアは96-94、97-93（アングロ）、96-94（クイリン）でアングロの勝利。

　予想賭け率1-20で不利だったアングロは26勝21KO7敗。コーナーにゴロフキンの前トレーナー、アベル・サンチェス氏が就いた。クイリンは34勝23KO2敗1分。前回無効試合に終わった元IBF王者キャレブ・トゥルアックス（米）との再戦が相手の負傷でキャンセル。代役に選ばれたのがアングロだった。