苦しんだ京口紘人「最後はスタミナがキツかった」
2019年10月1日 23時35分
2019年10月1日 22時13分
WBA世界L・フライ級タイトルマッチが1日、エディオンアリーナ大阪で行われ、スーパー王者の京口紘人(ワタナベ)が挑戦者1位の久田哲也(ハラダ)を3-0判定で下し、2度目の防衛に成功した。スコアは115-112、116-111、117-110。
プロデビューから1年3ヵ月で世界王者となり、既に2階級制覇を達成している25歳の京口(13勝9KO無敗)と、プロ16年目、にほん46戦目で初の世界挑戦の舞台を得た34歳の久田(34勝20KO9敗2分)。対照的なキャリアを歩む2人がともに地元の大阪で激突した。
初回は京口がジャブ、左ボディで先制。しかし2回、久田が右ストレートをカウンターで決めると京口がグラリ。予想不利の挑戦者が会場を沸かせた。
3回以降、立て直す京口はジワジワと圧力をかけ、久田は右ストレート、左右のアッパーを狙うという展開。クリーンヒットは少ないものの、京口が手数で上回ってラウンドを重ねた。
2回目の山場は6回、京口が右を決めて、これはきれいに急所をとらえたパンチではなかったが、久田の腰が砕ける。しかし7、8回は久田が右アッパーを決めて気を吐く。京口は断続的に左ボディを打ち込んだ。
迎えた9回、京口の右アッパーが決まり、続けて打ち下ろした右フックで久田がついにダウン。京口は倒しにかかるが、タフな久田も懸命に手を出して応戦する。10回以降、劣勢の久田は前に出て、京口もこれに応じ、頭をつけて泥臭く対応。最終回は足を使い、久田の反撃を許さなかった。
連続判定防衛となった京口は14勝9KO無敗。パワフルなパンチと手数でジャッジの支持を得た。右アッパーが有効で、京口を苦しめた久田は34勝20KO10敗2分。タフなハートを見せつけた。
■L・フライ級世界王者
WBAスーパー 京口紘人(ワタナベ)
WBA カルロス・カニサレス(ベネズエラ)
WBC 拳四朗(BMB)
IBF フェリックス・アルバラード(ニカラグア)
WBO エルウィン・ソト(メキシコ)
セミで行われた58.0キロ10回戦では、世界再挑戦を狙うWBAフェザー級1位の大沢宏晋(オール)がインドネシアのジェイソン・タブールタブールに8回3-0判定勝ち。18年4月に久保隼(真正)戦で敗れてから再起3連勝とした。
大沢は左ジャブを上下に散らしてベテランらしく落ち着いたスタートを見せたが、この日はピリッとしない。30勝19KO26敗1分のタブールタブールにテンポよく攻めを許し、右ストレートを被弾する場面もあった。終盤は大沢も強引に攻勢を増して77-75、78-74、79-73のスコアで生き残った。大沢は36勝21KO5敗4分。
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