元3冠王者ゴロフキン 予想優位も侮れない相手
IBFミドル級王座決定戦あすゴング
2019年10月5日 9時30分
2019年10月4日 23時50分
11.7さいたまスーパーアリーナの大一番まであと1ヵ月、井上尚弥・拓真が4日、横浜市内の大橋ジムで練習を公開した。
ノニト・ドネア(比)とWBSSバンタム級決勝を争う尚弥は、この日はおなじみのゼネシス・セルバニア(カシミ=比)と3ラウンドのスパーリング。鋭く、強い左ジャブをビシビシ突き、見ているこちらも重圧を感じるほどの厳しい攻めを披露した。
先週までパートナーを務めた米国アマチュア選手のジャフェスリー・ラミドが帰国し、新たにやってきたのはセルバニアをはじめとするフィリピン軍団。アルベルト・パガラ(WBO・S・バンタム級2位)、マイケル・ダスマリナス(IBFバンタム級1位)の世界ランカー勢である。
中でもパガラは昨年フィリピンでドネアと6ラウンドのスパー経験があり、「左フックの軌道がドネアに似ている」(大橋秀行会長)という貴重なパートナー。昨日4ラウンドのスパーをした尚弥自身も「圧のかけ方やカウンターにフィリピン独特のものがあって、いい練習になりそうです」と喜んでいる。
そのパガラは尚弥について「速いし、全部のパンチが強い」と絶賛。ドネアとの試合は「フィフティ・フィフティ(五分五分)」と予想したが、かたわらのセルバニアは「尚弥が勝つよ」と断言していた。「バランスがいいし、体の引きも速い。すべてのパンチがいいから」とセルバニア。
ノルディーヌ・ウバーリ(仏)とWBCバンタム級王座統一戦に臨む拓真は、ダスマリナスと2ラウンドのスパーを行った。リズムボクシングのサウスポー、ウバーリを想定した対策は着々の感があり、この日も集中力の高いボクシングを見せた。
距離感と脚運びを絶えず意識した動きで右アッパーや左フックを好打。同じサウスポーでも昨年暮れのペッチ・CPフレッシュマート(タイ)とはタイプの異なる難敵ウバーリとの試合を楽しみにさせる拓真のスパーだった。
「右ショートとアッパーは結構入るんじゃないかと思います。打ったらすぐ離れるを意識して、よくなってきているので」と拓真。「ほぼスパーがメインでやっていますが、ここ最近ようやくいい感じになってきました」。サウスポー対策を実戦練習で順調に練り上げている。
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