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清水が引退式「すがすがしい気持ち」

2013年10月11日 22時05分

 元WBA世界S・フライ級チャンピオン清水智信(金子)の引退記念試合が11日、後楽園ホールで行われた。

大竹と引退のスパーリングした清水(右)

 地元福井から30人の応援団が駆けつける中、この日のために7キロ減量したという清水は同門の日本S・バンタム級チャンピオン大竹秀典と2分2ラウンドのスパーリングを披露。「才能もなく、気持ちも弱かったけど、努力してチャンピオンになれた。ボクシング人生は終わりますが、これからも努力は必ず報われると信じて、目標に向かっていきたい」とファンに別れのあいさつ。引退のテンカウントゴングが打ち鳴らされた。

 引退式を終えた清水は「スパーをしてもまたやりたいという気にはならず、次の人生に進めているのかなと再確認した。さびしいというよりすがすがしい気持ち」を胸中を語った。

 清水は福井県出身。東農大で国体と全日本選手権で準優勝するなどアマで活躍したのち、04年に金子ジムからプロデビュー。“イケメンボクサー”として注目を集めた。08年に日本フライ級タイトルを奪取。4度の防衛後、11年8月に3度目の世界挑戦で王者ウーゴ・カサレス(メキシコ)を下してWBA世界S・フライ級タイトルを獲得した。翌年の初防衛戦でテーパリット・ゴーキャットジム(タイ)に敗れてタイトルを失った。プロ通算戦績は19勝9KO4敗1分。引退後は故郷の福井でボクシングスタジオ「BoxStyle(ボックススタイル)」を経営している。

 なお、この日のメインイベントに予定されていた元日本ライト級王者の近藤明広(日東)と野口将志(船橋ドラゴン)の8回戦は近藤のけがにより中止となった。

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