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奥本貴之がV4戦、矢田良太は別府優樹と強打者対決

G・ツダジムが12.8トリプルタイトルマッチ 
奥本貴之がV4戦、矢田良太は別府優樹と強打者対決

2019年10月15日 22時38分

 グリーンツダジム(本石昌也会長)は15日、大阪市東成区のジムで12月8日にエディオンアリーナ大阪第二競技場で開催する「第19回クラッシュボクシング」の概要を発表した。

 所属3選手が出場するトリプルタイトルマッチ。日本S・フライ級王者、奥本貴之は元王者で同級11位、中川健太(三迫)と4度目の防衛戦。元日本ウェルター級王者、矢田良太は別府優樹(久留米櫛間&別府優樹)とWBOアジアパシフィック同級王者決定12回戦を戦う。また、日本ユースS・バンタム級王者、下町俊貴は関東のジム所属選手と初防衛戦を行う予定。

左から矢田、奥本、下町

 発表会見には3選手がそろって出席、意気込みを語った。8月にダイナミック健次(大鵬)に6回KO勝でV3を飾った奥本は「今回もすっきりした勝ち方で世界に挑戦するステップにします」と世界に向けての決意を表明。

 本石会長は「中川選手はキャリアと実力がある相手。S・フライ級の世界王者はサウスポーが多いので、左の中川選手と戦うことで、世界に行けるか見極めたい」と前哨戦にしたい考え。奥本は23勝11KO4分、中川は17勝12KO3敗1分。

 19勝16KO5敗で“浪速のターミネーター”の異名を持つ矢田は、20勝19KO1敗の“九州のタイソン”別府とのハードパンチャー対決に意欲十分。「このWBOタイトルは3年前に決定戦を戦ってボコボコに負けてしまった悔しい思い出がある。別府選手は怖い相手ですが、どちらのパンチが強いかを証明、別府選手に味わったことがないパンチ力を見せつけます」とピンクのスーツ姿で胸を張った。

 17年全日本S・バンタム級新人王でMVPに輝いている下町は「まだ対戦相手は決まっていませんが、土曜日から奥本さんと和歌山・白浜で走り込み合宿をしますし、基礎体力をもっともっとつけて、上のベルトを目指していきます」と抱負を語った。下町は10勝6KO1敗2分。

 また、グリーンツダジムは株式会社組織になり、本石会長が社長に就任。11月3日午後5時から大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪で設立披露パーティーを開き、3選手を激励する。

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