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体格優位のドネアはリラックスモード

WBSS決勝迫る 井上尚弥「不安材料は一つもない」
体格優位のドネアはリラックスモード

2019年11月4日 17時13分

 WBSSバンタム級決勝(7日、さいたまスーパーアリーナ)に出場するWBA&IBF王者・井上尚弥(大橋)とWBAスーパー王者ノニト・ドネア(比)の予備検診が4日、都内のホテルで行われた。

巨大パネルをバックに井上とドネア

■主な検診の結果
     井上       ドネア
身 長  164.5㎝      170.2㎝
頸 周  34.5㎝      36.0㎝
胸 囲  89.5㎝      87.0㎝
リーチ  171.0㎝      174.0㎝
視 力  左1.0右1.0    左1.0右1.2
拳 周  左26.5㎝右26.0㎝ 左26.5㎝右27.5㎝

 ドネアと久々に対面した井上の印象は、「変わらないですね。ただお互い(減量で)フォルムが小さくなったかな」だった。数値を見比べて、「身長、リーチを上回られてるので、そこをどう考えて戦うかですね」。

 もっともいずれも想定内のことで、大橋秀行会長も「気にするほどではない」と平然としたもの。それより井上の好調さが頼もしい様子だった。試合に向けた練習をすでに終えた井上は「やることはやったし、不安材料は何ひとつありません」とキッパリ。

 一方のドネアも調子はよさそう。報道陣のカメラにピースサインをしたり、相変わらずのサービス精神で、ピリピリした雰囲気を表には出さない。「闘志をむき出しにするのはリングの中だけ」(ドネア)と経験豊かなビッグネームらしいコメント。大橋会長も思わず「いい表情してるなあ」とつぶやいた。

「(井上の)印象は変わりませんし、敬意も変わりません。とてもいい状態で試合の日を迎えられるのがうれしいですね」とドネア。試合で訪れるのは初めての日本で、「いつもはおいしい物ばかり食べてますから、町を歩いていて『アレ食べたい』と思ってしまいますね」とユーモアたっぷりに語った。

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