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2019年11月8日金曜日

WBCがドーピング違反の2選手を処分せず 
検出違反薬物は“ごく少量”と判断

 WBCは5日、同団体が促進するドーピング検査「クリーン・ボクシング・プログラム」で違反薬物クレンブテロールが検出されたS・バンタム級王者レイ・バルガス(写真)とフライ級トップランカー、フリオ・セサール・マルティネスの2人のメキシコ人に処分を科さないと通達した。

 マウリシオ・スライマンWBC会長によると、両者から見つかったクレンブテロールはごく少量で、筋肉の発達を促す効果はないと判断。同時に2人からの告白を検討し原因は汚染肉を摂取したものと断定した。

 これにより過去にクレンブテロールの陽性反応が出たサウル“カネロ”アルバレス、フランシスコ・バルガスも同じケースだったと結論づけた。またクレンブテロールと同類と見なされるジルパテロールが検出されたルイス・ネリも影響を及ぼす限度を超えていなかったと推測した。

 クリーンボクシング・プログラムはWBCの依頼を受けて米国のVADA(ボランティア・アンチドーピング協会)が実施。前記のボクサーのうち、カネロはネバダ州コミッションから、ネリはWBCから出場停止処分を受けた。スライマン氏は別の機関、ワールド・アンチドーピング協会が今年クレンブテロールの限界値を下げたことが今回の判断の基準となったと語っている。

 今回対象となった2人だが、バルガスは今のところ試合予定はなし。マルティネスはチャールズ・エドワーズ(英)の王座返上により、元王者クリストファー・ロサレス(ニカラグア)との王座決定戦が12月20日行われる運びとなっている。