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ロマチェンコ初来日 ライト級4団体統一アピール

2019年12月5日 19時37分

 ライト級3団体統一王者で現役最高ボクサーの一人、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が5日、初来日をはたした。東京ドームホテルで開会中のWBO総会に出席し、日本メディアの取材に応じた。

ややお疲れながらも紳士的に取材に応じたロマチェンコ

 今年はイギリスで2勝。WBA、WBO王座に加え、WBC王座(フランチャイズ)もコレクションに加えたロマチェンコは「とてもいい1年だった」と2019年を振り返り、あらためて「ベルトを統一したい」と4団体統一をアピールした。

 残りのIBF王座は、王者リチャード・コミー(ガーナ)が14日、ニューヨークのMSGで無敗ホープのテオフィモ・ロペス(米)を迎えて2度目の防衛戦を行う。ロマチェンコは「コミーが有利だと思うが、ボクシングは何が起きるか分からない。2人ともパンチャーなので激しい試合になると思う」と試合の行方を慎重に見守る姿勢だ。

 さらにS・フェザー級でIBFとWBA王座を獲得したジェルボンタ・デービス(米)がライト級に階級アップすることに触れ、「もちろん興味がある。対戦すれば歴史に残るような試合になるだろう」と予告した。デービスは28日、ユリオルキス・ガンボア(キューバ)とWBAライト級“レギュラー”王座決定戦に臨む。

 この1年で最も印象に残った試合を問われると、ドロー決着のヘビー級タイトルマッチ(昨年12月)、王者デオンタイ・ワイルダー(米)vs.挑戦者タイソン・フューリー(英)を挙げた。日本人選手に関する質問も出たが、同じ階級に有力選手がいないからか、あまり情報は持っていないようだった。

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