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王座陥落のブラント第1戦の反省いかす

V1戦の村田諒太が公開練習「この一戦にかける」 
王座陥落のブラント第1戦の反省いかす

2019年12月12日 16時28分

 WBAミドル級チャンピオンの村田諒太(帝拳)が12日、東京・神楽坂の帝拳ジムで練習を公開、順調な調整ぶりをアピールした。村田は23日、横浜アリーナで開催されるトリプル世界タイトルマッチのメインで挑戦者スティーブン・バトラー(カナダ)と初防衛戦を行う。

「自信はある」と力強く言い切った村田

 激戦のミドル級で存在感を示すべく、世界にアピールするような試合を─。そんな質問に対し、村田は強く言い切った。「そういう気持ちはない。この一戦にかけないとダメ。ブラント第1戦と同じ過ちを犯さないように集中する」。将来のビッグマッチを見据え、足元をすくわれた18年9月のロブ・ブラント(米)戦と同じ轍は踏まない、という意味だ。

 もちろんバトラー(28勝24KO1敗1分)のことも十分に研究してきた。「狙いにいって変なパンチをもわらないことが大事。(バトラーの)ノックアウトパンチは右ストレート。一定の距離では強いパンチを打つので、その距離では警戒するのが一つの対策」。バトラーがロングレンジから踏み込んで打つ右ストレートを要注意パンチに挙げた。

 一方で、相手をリスペクトしつつも、「自分からしっかりプレッシャーをかけて、自分の展開に持っていけば問題ない」、「KO率とパンチ力はそこまで比例しない。ナーバスにはなっていない」、「相手が足を使ってくれるならありがたい」、「あのとき(敗れたブラント第1戦)の自分とは違う」と自信のコメントが自然に出るのは、本人が言うようにいいトレーニングができているということだろう。

スパーリングではアグレッシブな攻撃を見せた

 この日はアイザイア・スティーンと2ラウンドのスパーリングを行い、連打でパートナーを追い詰めるシーンを披露。減量期に入って疲れもありそうだが、ミット打ちでも力強いパンチを打ち込んだ。

 練習を視察したバトラー陣営のジャン・フランソワ・バージェロン・トレーナーは村田のコンディションをたたえながら「こちらの作戦はもうでき上っている。作戦を遂行するだけだ。いい試合になるだろう」と言い残してジムをあとにした。

相変わらず村田は多くの報道陣を集める
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