中川兼玄が価値ある勝利 上位ランカー大里拳を破る
2019年12月15日 21時35分
2019年12月15日 19時29分
15日、愛知県刈谷市のあいおいホールで行われた日本ヘビー級王座決定戦は、同級1位の上田龍(石神井S)が同級2位の竹原虎辰(緑)に10回3-0判定勝ち。藤本京太郎(角海老宝石)が返上した王座を獲得した。
試合は終始、竹原のプレスをサウスポー上田がいなす展開だったが、ラストチャンスに懸けるベテランの奮闘でクロスファイトとなった。竹原は右ボディからつなげる左フックで上田を脅かし、5回終了時点の採点では2-1でリード。懸念されたほど動きも落ちず、上田をじりじりと追い続けた。
しかし上田も6回から右ジャブを増やし、押され気味になっていたボクシングを立て直した。竹原を右アッパーそして引っ掛ける右フックで迎撃し、後半はしっかりと得点した。
大きなヤマ場のない試合だったが、最終的に村瀬、加藤、杉山のジャッジ3人が96-94のスコアで上田の勝利を支持。第3代の日本ヘビー級王者となった上田は「最終目標は重量級で世界を目指すことなので、ここからです。最初は通過点と言っていましたが、こうして獲ってみるとやはりうれしいです」。
日本ヘビー級に挑戦者がいない現状からも、来年はOPBF、WBOアジアパシフィックの王座を見すえるつもりという。また上田はクルーザー級にも絞れる軽量ヘビー級のため(この日は103.3キロ)、両階級でチャンスをうかがう構え。「(3年半前の)初戦で敗れた時に圧倒的に経験が足りないと思って、渡米してスパーリングをしたり環境を変えました」と、竹原にリベンジした喜びを語っていた。
一方またしても王座に届かなかった竹原(41歳)はリング上でマイクを持ち、「上田君の脚についていけませんでした。上田君の成長を感じ、日本のヘビー級を任せられると思いました。きょうは負けたけど感動しています。上田君、頑張ってくれ」と新王者にバトンタッチの激励をした。上田は9勝5KO1敗1分。竹原は15勝8KO13敗3分。
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