薬物検査拒否のチャベスJr出場OK 次なる関門は計量
2019年12月18日 10時36分
2019年12月18日 0時15分
大阪帝拳ジム主催の「第81回ドラマチックボクシングは」17日、大阪市のエディオンアリーナ大阪第2競技場で行われ、メインのS・バンタム級8回戦は、日本同級14位、辰吉寿以輝(23=大阪帝拳)が日本バンタム級5位、中村誠康(27=TEAM10 COUNT)に4回2分30秒TKO勝ちした。辰吉はデビュー以来無傷の13連勝9KOをマーク。中村は7勝6KO4敗1分。
セミの59.5キロ8回戦は、14年全日本新人王西軍代表の脇田将士(23=ミツキ)が元関西学院大ボクシング部主将の宮本知彰(26=アポロ)のサウスポー対決を制し、2回に強烈な左ボディを打ち込みKO勝ちした。脇田は10勝5KO9敗2分、宮本は6勝5KO5敗。
◇S・バンタム級8回戦
辰吉寿以輝(大阪帝拳)[TKO4回2分30秒]中村誠康(TEAM10 COUNT)
格上ランカーを迎えた辰吉は1回から激しく打ち合いに出ると、7勝のうち6KOの中村も負けじとパンチを出した。接近戦で辰吉のボディから左フックが中村の顔面をとらえ、中村は腰からキャンバスに落ちた。辰吉はここぞとパンチを繰り出したが、決め手のパンチを欠き、中村はゴングに救われたが、左目上が切れて出血した。
2回は中村が強気に前進を図り、辰吉を下がらせるが、辰吉はジャブを効果的にヒットして中村のパンチを届かせず、左フックをヒット。終盤に中村の右フックもヒットした。3回も攻勢に出る中村だったが、下がりながらも辰吉がパンチを出し、出血がひどくなった中村をドクターがチェック、試合は続行された。
格上ランカーの意地で4回も中村が主導権を奪いにかかるが、辰吉は大振りを避けてショートフックを集め、中村の体力を削った。ジャブを浴び続けた中村の左目上からの出血がひどくなり、2回目のチェックで主審が試合を止め、辰吉がTKO勝ちした。
ダウンを奪って快勝の辰吉は「倒してやろうとリングに上がった。強い選手に勝ったことが力になります。来年もよろしく。みなさんよいお年を」とリング上でひょうきんなあいさつ。
試合内容については「出てくると思っていたので打ち合った。左フックは手応えはあった。2回に相手が立て直してきたのでまだ7ラウンドもあるなと思ったが、判定決着はいやなので決める気だった。途中下がったのは練習していた通りで、力まないことをテーマにしていました」と落ち着いて話した。
吉井寛・大阪帝拳会長は「倒した後、上下に打ち分けていたし、自信を持っている左フックで倒したので80点の出来。来年は日本、東洋、WBOアジアを問わず条件が合えばタイトル戦をさせたい」と次戦の計画をを明かした。
辰吉の父丈一郎は「どんくさい試合やなあ」といつもと変わらず辛口で試合を評し、「相手が出てきたのはまだパワーが足りないから。寿以輝のパンチをなめているから」と息子の更なるパワーアップを課題にあげた。中村は「キャリは初のダウンを喫して、焦って前へ出るしかなかった。辰吉のパンチはシャープでした」と敗北を認めた。
◇59.5キロ8回戦
脇田将士(ミツキ)[KO2回47秒]宮本知彰(アポロ)
◇フェザー級8回戦
ロリ・ガスカ(大阪帝拳)[KO2回1分37秒]ジョー・テホネス(フィリピン)
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