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大橋会長「2人ともスタミナがあるから持久戦に」

37歳の王者ムザラネ 八重樫撃退に自信 
大橋会長「2人ともスタミナがあるから持久戦に」

2019年12月17日 15時45分

 世界3階級制覇の八重樫東(大橋)の挑戦を受けるIBF世界フライ級王者モルティ・ムザラネ(南アフリカ)が17日、東京・神楽坂の帝拳ジムで練習を公開した。試合は23日、横浜アリーナでゴングとなる。

終始笑顔で会見に応じたムザラネ

 ムザラネはこれが3度目の防衛戦で、坂本真宏、黒田雅之(川崎新田)、八重樫と3試合続けて日本人選手との対戦となる。コリン・ネイサン・トレーナーが「今回の相手はレジェンドの八重樫」と表現したことからも、気持ちの入りようはこれまで以上だろう。事実、周到な八重樫対策を積んできたようだ。

 ジムのあるヨハネスブルクは標高1400メートルあり、ジムワークは自然と高地トレーニングになっているそうで、ここでムザラネは約200ラウンドのスパーリングを消化した。

同トレーナーは「八重樫は状況に応じてスタイルを変えることができる。いずれにも対応できるように準備してきた」と9週間にわたるトレーニング・キャンプの成果に手ごたえ十分。ムザラネも「八重樫のことはリスペクトしているが、試合が終わってベルトを腰に巻くのは私だ」と笑顔で勝利を宣言した。

 この日は当初、メディア用に軽く動いて終わりとアナウンスされたが、練習が始まるとムザラネはロープ、ミット打ちを各1ラウンド、サンドバッグを6ラウンド、最後に再びロープで締め、この時期にとしてはみっちりと汗を流した。

淡々と練習を続ける姿は職人のようだ

 練習を視察した大橋ジムの大橋秀行会長は「あれだけサンドバッグを打って息切れしていない。あの年齢(37歳)で一線にいる選手は八重樫(36歳)もそうだけどみんなよく練習する。そういえばナルバエスも練習が長かった」と素直に感心。

その上で「2人ともスタミナがあるから持久戦になる。いつもの八重樫なら後半に持ち込めば、というのはあるけど、そう簡単にいかないと思う」と厳しい試合を予想しながら、「アゴは弱いんじゃないかな」とも付け加えた

 松本好二トレーナーは「体力はありそうですけど、そこは八重樫のストロングポイントでもあるので望むところ。長期戦は百も承知です」とこちらもフルラウンドの攻防を念頭に置いた。

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