圧巻V7の寺地拳四朗「場所も相手も選ばない」
2020年は統一戦&海外進出に意欲
2019年12月24日 13時42分
2019年12月24日 13時35分
スティーブン・バトラー(カナダ)を5回TKOで破り、WBAミドル級王座の初防衛に成功したチャンピオン村田諒太(帝拳)が24日、都内のホテルで会見を行った。
バトラーのパンチで腫れた左目を隠すためサングラスをかけて姿を現した村田。昨夜は祝勝会の後深夜2時に就寝したという。試合映像はKOシーンだけを見たと言い、「及第点じゃないかと思います」。腫れた目もダメージの心配はないという。
「ブラント戦を経て本人は焦っていたとは言っているが、落ち着いて組み立てることができた」とは浜田剛史帝拳ジム代表だ。
実はブラント再戦の時よりも緊張していたと、村田は明かした。前回のようないい試合を見せたいという思いがプレッシャーにつながったのだ。「勝ててホッとしています」と村田。
ブラント戦同様に攻撃的ボクシングの代償として傷も負ったが、これについてチャンピオンは「前に行きすぎて被弾するのもよくないし、かといって後手に回るのもよくない。バランスの修正をしていく」と語った。
試合を決めた左フックは狙ったものではなく、流れの中で自然と出たパンチだった。「倒れた瞬間はもう立ち上がってこないと思った」(村田)。
カネロ・アルバレス(メキシコ)そしてゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との対戦が話題になり、大いに気になる次戦については両選手の動向もあって未定だが、ターゲットであることは変わらない。村田本人は「決められた試合が最善の試合。真摯にやっていきます」とキッパリ。
「まだ子どもに会えていないので会いたい。息子の野球を見てあげられていないので、日曜日にコーヒーを飲みながら見たいですね」。パパの顔に戻った村田はそう言って笑顔を見せた。
なおフジテレビ系で放送された昨夜の番組の視聴率(第2部)は平均12.2パーセント、瞬間最高15.5パーセントを記録した。
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