あす30日（日本時間31日）米マイアミで行われるマッチルームボクシングのイベントの計量が29日、現地で行われ、メインに出場するWBO世界ミドル級王者デメトゥリアス・アンドラーデ（米＝写真）は159.6ポンド（72.39キロ）、挑戦者3位ルーク・キーラー（アイルランド）は159.4ポンド（72.30キロ）でリミットの160ポンドをクリアした。

　元S･ウェルター級世界王者のアンドラーデ（28勝17KO）は18年10月、ウォルター・カウトンドクワ（ナミビア）との王座決定戦を制して戴冠。今回が3度目の防衛戦となる。世界初挑戦のキーラーは17勝5KO2敗1分。

　英ブックメーカー、ウィリアムヒルがつけたオッズはアンドラーデの勝利が1/50（1.02倍）、キーラーの勝利が12/1（12倍）。チャンピオンの圧倒的有利となっている。なお、最新ランキングでは前WBO･S･ウェルター級王者ハイメ・ムンギア（メキシコ）が1位にランクされている。

　ミドル級はWBA正規王者に村田諒太（帝拳）が君臨。中心人物のサウル“カネロ”アルバレス（メキシコ）がWBCフランチャイズ王者に認定された上、WBA･S･ミドル級正規王座を保持したままということもあり、世界タイトル戦線が混とんとしている。

■ミドル級世界王者
WBAスーパー　サウル“カネロ”アルバレス（メキシコ）
WBA　村田諒太（帝拳）
WBCフランチャイズ　サウル“カネロ”アルバレス（メキシコ）
WBC　ジャモール・チャーロ（米）
IBF　ゲンナジー・ゴロフキン（カザフスタン）
WBO　デメトゥリアス・アンドラーデ（米）