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グアム合宿で発熱 表彰式は欠席

井上尚弥が2年連続3度目のMVP受賞 
グアム合宿で発熱 表彰式は欠席

2020年2月7日 15時06分

 2019年に顕著な活躍をした活躍をした選手を称える2019年度年間表彰式が7日、東京ドームホテルで行われた。最優秀選手賞にはWBAスーパー・IBFバンタム級王者の井上尚弥(大橋)が輝いた。井上は2年連続3度目のMVP受賞。

 井上はこの日、表彰式に出席する予定だったが、6日にグアム合宿から帰国後、発熱して欠席。大橋秀行会長は「今朝7時に39度近い熱があると連絡がきたので休ませた。病院で診断を受けて、筋肉疲労による発熱と診断された」と説明。来週にトレーニングを再開できる見通しだという。

井上コメント「2年続けてこのような素晴らしい賞を頂き光栄です。2019年は僕自身凄く充実した年になりました。それも日頃お世話になっている、大橋会長はじめ大橋ジムの方々、ボクシング関係者、支えてくれる家族、そして声援を送ってくださるファンの皆さんのおかげです。 本日は体調不良で欠席になってしまい非常に残念ですが、昨日までのグアム合宿では走り込みもしっかり出来ましたし、来たる4月25日の統一戦に向けてこの先も準備していきます!」

 井上は19年、5月イギリスのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)準決勝でエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に2回TKO勝ち。11月の決勝はさいたまスーパーアリーナでノニト・ドネア(比)を下して優勝した。この試合は年間最高試合に選ばれた。

 技能賞の井岡一翔(Reason大貴)は6月にWBO・S・フライ級王座決定戦を制して日本人男子選手初の4階級制覇を達成。12月には苦しみながらも初防衛を成功させた。井岡も所要でこの日の表彰式は欠席だった。

井岡コメント「本日は欠席になりまして大変申し訳ございません。また、このような賞を頂きましてありがとうございました。この賞に恥じぬように今年も自分らしいボクシングをしていきます。今後とも宜しくお願い致します」

 敢闘賞に選ばれたWBA世界ミドル級王者の村田諒太(帝拳)は5月、前年に王座を奪われたロブ・ブラント(米)に2回TKOで見事にリベンジ。12月にはスティーブン・バトラー(カナダ)に5回TKO勝ちで初防衛に成功。村田はKO賞にも選ばれた。

2年連続女子MVPの天海

 女子の最優秀選手賞は2年連続でWBO・L・フライ級王者の天海ツナミ(山木)。年間最高試合は天海がWBAフライ級王者の藤岡奈穂子(竹原&畑山)に挑戦し、ドローに終わった一戦が選ばれた。

■2019年間表彰選手

◇最優秀選手賞 井上尚弥(大橋)
◇技能賞 井岡一翔(Reason大貴)
◇殊勲賞 村田諒太(帝拳)

◇努力・敢闘賞 永野祐樹(帝拳)=日本ウェルター級王者
◇KO賞 村田諒太(帝拳)
◇新鋭賞 中谷潤人(M.T)=前日本フライ級王者

◇年間最高試合賞(世界)
WBA・IBFバンタム級王座統一戦
井上尚弥(WBA・IBF王者)[判定勝ち]ノニト・ドネア(WBAスーパー王者)
※大橋プロモーション

◇年間最高試合賞(世界戦以外)
WBOアジアパシフィック・ウェルター級王座決定戦
別府優樹(久留米櫛間&別府優樹)[10回TKO勝ち]矢田良太(グリーンツダ)
※グリーンツダプロモーション

◇女子最優秀選手賞 天空ツナミ(山木)
◇年間最高試合賞
WBA女子フライ級タイトルマッチ
藤岡奈穂子(王者=竹原&畑山)[判定引き分け]天海ツナミ(挑戦者)
※一力プロモーション

◇優秀選手賞
寺地拳四朗(WBC・L・フライ級王者=BMB)
京口紘人(WBAスーパーL・フライ級王者=ワタナベ)
田中恒成(WBOフライ級王者=畑中)
岩佐亮佑(IBF・S・バンタム級王者=セレス)
井岡、井上、村田

◇トレーナー賞 加藤健太(三迫=寺地のトレーナー)

【特別賞】
元WBA・S・フライ級王者 河野公平
元WBA・IBF・L・フライ級王者 田口良一
元WBOミニマム級王者 福原辰弥
元日本プロボクシング協会会長/三迫ジム名誉会長 故・三迫仁志

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