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3冠王者がワイルダーvs.フューリー勝者と対戦熱望

ハーン氏「ジョシュアに勝ってこそナンバーワン」
3冠王者がワイルダーvs.フューリー勝者と対戦熱望

2020年2月18日 11時15分

 ヘビー級3団体統一王者アンソニー・ジョシュア(英=写真)を擁するマッチルーム・ボクシングのエディ・ハーン氏が猛アピール─。22日(日本時間23日)ラスベガスで開催されるWBCヘビー級タイトルマッチ、王者デオンタイ・ワイルダー(米)と元統一王者タイソン・フューリー(英)の一戦を前に、勝者とジョシュアの統一戦を訴えた。

 英国のロン・ルイス記者のレポートによると、ハーン氏はワイルダーが勝とうと、フューリーが勝とうと、勝者との対戦交渉に入ると主張。「1本のベルト保持者は3本のベルト保持者に勝たない限りナンバーワンと言うことはできない。ジョシュアが彼らより、特にワイルダーより優れたボクサーであることは疑いの余地がない」と言い放った。

 WBAスーパー、IBF、WBO王者のジョシュアは6月、IBF指名挑戦者のクブラット・プレフ(ブルガリア)との対戦が内定している。この試合に勝てば元クルーザー級4冠王者、オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)との指名試合が義務付けられているが、ハーン氏によれば、ジョシュアはWBC王者との対戦が実現すれば、WBO王座の返上を考えているという。

 ロンドン五輪金メダリストで無敗のままヘビー級3冠王者となったジョシュアは昨年、伏兵のアンディ・ルイスJr(米)にまさかのTKO負けを喫して王座陥落。再戦で3冠王座を奪い返したものの、ルイスに脆くも敗れたインパクトは消えていない。3冠王者とはいえ、ワイルダーとフューリーを差し置いて「私がナンバーワン」とは言えない状況だ。

 ハーン氏は「彼らに再戦条項があることを知っているが、たぶんそれは行使されないだろう。もし再戦をしたいのなら、そのあとに交渉する準備ができている」と何が何でも2人を追いかける姿勢を見せている。

 ジョシュアとワイルダーは2018年に統一戦の交渉が進んだものの最終的に決裂。結局、ワイルダーはその年の12月にフューリーと対戦した。試合はドローながら大いに盛り上がり、今回の再戦にいたったという経緯がある。ジョシュア陣営は「今度こそはビッグマッチを逃さない」と必死のようだ。Photo/SUMIO YAMADA

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