2020年2月27日木曜日

長濱陸が判定勝ち OPBFウェルター級王座獲得 
無敗の強打者 クドゥラ金子を振り切る

 OPBFウェルター級王座決定戦が27日、後楽園ホール「DANGAN234」のメインイベントで行われ、同級7位の長濱陸(角海老宝石)が同級2位のクドゥラ金子(本多)に3-0判定勝ち。新チャンピオンに輝いた。スコアは117-111×2、118-110。

長濱(右)はクドゥラの強打を封じた

 なお、国内ボクシングはこの興行を最後に、新型コロナウイルスの感染拡大防止の目的で3月中のすべての興行が中止となる。再開がいつになるかは3月中旬から下旬にかけて判断される。

 アフガニスタン出身のクドゥラは18年に日本ユース王座を獲得するなどデビューから11連勝。4連続KO勝ちの勢いでタイトルマッチの舞台に上がった。対する長濱は15年の全日本ミドル級新人王。17年8月に日本タイトルに挑戦失敗に続く2度目のタイトルアタックとなった。

 リーチのある長濱がジャブを上下に打ち分け、左ボディ、右ストレートも打ち込む好スタートを切る。おとなしかったクドゥラは初回終了間際、強烈な右を打ち込んで会場を沸かせるが、序盤は長濱のペース。長濱は2回に偶然のバッティングで側頭部をカットしながら、3回はワンツー、ジャブ、左ボディを決めて優位に立った。

 パンチのあるクドゥラは距離を支配されて攻めることができず、4回を終わっての採点は40-36×3で長濱がリードした。

ダメージを負いながら勝利の長濱

 劣勢のクドゥラは5回に反撃。右が浅くヒットして長濱を後退されると連打で畳みかけ、さらに右を追撃して長濱にダメージを与えた。クドゥラは6回も攻めると思われたが、長濱が左ボディを決めるとクドゥラが失速。長濱はクドゥラを攻め、クドゥラのパンチも被弾し、両者ともにダメージを負って試合を行方は分からない。

 長濱が右ストレートと左ボディを決め、有効打で上回るものの、破壊力で上回るクドゥラの左で長濱の顔も腫れていく。クドゥラは右が少ない。8回は長濱が距離をつぶしてうまく戦い、8回終了時の採点は79-73×3で長濱がリードをキープした。

 長濱は9回、コツコツとパンチを打ち続けたが、10回にクドゥラの反撃を許し、フラフラになる。ここをなんとかしのいだ長濱は11、12回も懸命に手を出してクドゥラを振り切った。長濱は12勝4KO2敗1分。初黒星のクドゥラは11勝8KO1敗。

長濱の話「クドゥラくんは同じ距離、同じポジションからしか攻撃をしないので、そこにジャブを合わせた。タイミングが合ってきたので右を合わせていったら、右拳を痛めてしまった。(終盤ダメージを負っても耐えたのは)チャンピオンになりたいという気持ち。絶対に倒れないと思っていた。(今後は)日本王者とかWBOアジアパシフィック王者と試合をしたい」