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元日本王者の土屋修平 2年8ヵ月ぶり復帰も黒星

はじめの一歩30周年T 決勝は草野慎悟vs.渡部大介 
元日本王者の土屋修平 2年8ヵ月ぶり復帰も黒星

2020年2月27日 20時57分

「はじめの一歩30周年記念フェザー級トーナメント」準決勝が27日、後楽園ホールで行われ、草野慎悟(三迫)と渡部大介(ワタナベ)が勝利した。両者は5月17日、墨田区総合体育館で開催予定の決勝戦で対戦する。

渡部(右)は難敵を下して決勝進出

◇フェザー級トーナメント準決勝8回戦
渡部大介(ワタナベ)[3-0(77-75×2、78-74)]リチャード・プミクピック(比)
 元WBO・AP王者プミクピックは初回から馬力をいかして右ストレート、左フックを力強く振り回した。渡部も右ストレート、左フックで対抗。初回から互いのパンチが交錯した。

 渡部は中盤、左ボディを打つようになり、プミクピックは少しずつペースダウン。ボディワークのうまく、渡部のパンチの精度は高くなかったが、要所でタイミングのいい右を決めた。プミクピックは最後までうまさと力強さを見せたが、より攻撃的でスタミナで上回った渡部が勝利した。渡部は10勝6KO5敗。

草野(左)はクレバーに戦った

草野慎悟(三迫)[3-0(77-75×2、76-76)]イ・ジェウ(韓)
 サウスポーの草野が脚をよく動かして先にジャブ、左を出し、イが強打を振るえない展開にした。草野は何度かイにつかまりかかり、7回にはいい右を2食らったものの、最後までペースを崩さずにフィニッシュした。アクションは少なかったものの勝利に徹した草野は13勝5KO8敗1分。攻めることができなかったイは7勝6KO3敗。

再起戦に勝利の小浦

◇ミニマム級5回戦
小浦翼(E&Jカシアス)[TKO3回41秒]アリストン・アトン(比)
 前OPBFミニマム級王者の小浦は昨年3月、リト・ダンテ(比)に王座を奪われて以来、11ヵ月ぶりのリング。脚をつかったボクシングを心掛けたが、思い切り踏み込んで右ボディを打ち込んでくるアトンに頭が何度も再三ぶつかり、アトンは2回にバッティングで減点1。この回、小浦は左ボディをアトンに効かせた。

 3回に小浦が右を決めると、ここであっけなくストップ。再起成功の小浦は15勝10KO1敗。3回KOで賞金5万円を獲得した。日本で連敗のアトンはストップに不満顔。9勝5KO3敗。

山口(左)は最終回に土屋を仕留めた

◇ライト級5回戦
山口祥吾(唯心)[TKO5回37秒]土屋修平(Reason大貴)
 元日本ライト級王者の土屋が2年8ヵ月ぶりの復帰戦。初回後半、山口が右からボディ攻めで土屋にロープを背負わせたが、ここで土屋の右カウンターが炸裂、山口がダウンした。しかし土屋は動きが鈍く、2回は山口に攻め込まれて防戦一方となった。

 脚の動かない土屋はカウンターで応戦したものの、最終5回、山口の右ストレートで土屋のヒザが折れる。山口がラッシュしたところでストップとなった。4試合ぶりの勝利を挙げた山口は12勝7KO5敗3分。5回KOで賞金10万円をゲットした。準備不足だった土屋は23勝18KO6敗。

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