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「10戦以内に世界を獲りたい」

アマ3冠の木村蓮太朗 静岡のジムからプロ転向 
「10戦以内に世界を獲りたい」

2020年3月6日 10時32分

 アマチュアで3度全国大会を制した逸材が出身地のジムからプロ転向—木村蓮太朗(22歳)が5日午後、所属の駿河男児ジム(静岡・富士市)で記者会見を開き、「10戦以内に世界を獲りたい」と強気のプロ転向宣言を行った。

左から前島会長、木村、高橋トレーナー

 木村は飛竜高-東洋大とアマのリングで活躍。16年の全日本選手権大会バンタム級で優勝したほか、国体も2度制した。また東洋大4年生の昨年はキャプテンとしてチームを引っ張り、同大ボクシング部創設58年目にして初めて関東大学リーグ制覇、全日本大学王座決定戦の優勝に貢献した。

 小2で極真空手を始め、高校1年生の時に全国優勝したこともある。しかし「蹴りは苦手だったので」とボクシングに転じた。昨年10月の国体で眼窩底骨折し、東京五輪国内最終予選は出られず。

 本人は「自分の中で世界チャンピオンになることはイメージできるが、五輪出場はイメージしていなかった」という理由で、さほどがっかりしていない。

 木村はサウスポースタイルからの強打が売り物。アマ戦績は88戦72勝26KO16敗。所属の駿河男児ジムは創立10年目にして待望の大器を迎え、前島会長も「これで蓮太朗をチャンピオンにできなかったら、自分の(指導者としての)質も問われる」と背水の陣を敷く。

 最優秀トレーナー賞に位置付けられるエディタウンゼント賞を受賞した元ワタナベジムの高橋智明トレーナー(43歳)が今年からスタッフに加わり、木村だけでなくジム全体の底上げを期待されている。

 なお5月17日に地元富士市で予定されていた興行が新型コロナウィルス感染症のあおりを受けて9月17日に延期されたため、木村のプロ・デビュー戦は6月の東京・後楽園ホールに変更に。フェザー級で戦っていくという。7日には東京の三迫ジムでB級プロテストに臨む。

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