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第一人者ベルチェルトの動向に注目

リング誌ランキングを読むPart2 S・フェザー級編 
第一人者ベルチェルトの動向に注目

2020年4月12日 15時01分

 1922年創刊のボクシング専門誌「ザ・リング」のオリジナルランキングを読む企画の第2弾。試合がなく、ランキングの変動がないこの時期に各階級の勢力図を頭に入れておきたい。今回はS・フェザー級だ。

左から日本の伊藤、ベルチェルト、アルバラード

■S・フェザー級
C 空位
1 ミゲール・ベルチェルト(メキシコ=WBC王者)
2 ジョセフ・ディアス(米=IBF王者)
3 ジャメル・ヘリング(米=WBO王者)
4 テビン・ファーマー(米)
5 レネ・アルバラード(ニカラグア=WBA王者)
6 伊藤雅雪(横浜光)
7 アンドリュー・カンシオ(米)
8 ミゲール・ローマン(メキシコ)
9 シャフカッツ・ラヒモフ(ロシア)
10 クリス・コルバート(米)

 こちらもリング誌認定王座は空位。1位はWBC王座を6度防衛中のベルチェルト。階級を上げてきた前WBOフェザー級王者オスカル・バルデスとのメキシカン対決が計画されている。評価の高いバルデスに勝利すれば、ライト級進出というシナリオも頭にあるようだ。

 2位のディアスは1月、ファーマーを小差判定で下してIBF王座に就いた。新米王者でもあり、1位ベルチェルトとは差があると言えそう。3位ヘリングは伊藤から王座を奪った技巧派サウスポーで、2度目の防衛戦は敵地イギリスに乗り込み、2階級制覇王者カール・フランプトンとの対戦が予定されている。フランプトンに勝利すれば、人気と知名度はワンランクアップするだろう。

 カンシオに雪辱して昨年11月にWBA王者となったアルバラードは双子の兄フェリックスがIBF・L・ライトフライ級王者。キャリアで8敗していることもあり、新王者は多くの挑戦者からターゲットにされるかもしれない。

 元WBO王者の伊藤は6位。S・フェザー級、ライト級の2クラスで王座返り咲きを狙っているが、チャンスがありそうなのはS・フェザー級か。オーソドックスのベルチェルト、アルバラード、あるいはランキングには入っていないが、4階級制覇王者でWBAスーパー王座を保持するレオ・サンタクルス(メキシコ=米)あたりと対戦できたら面白い。9位ラキモフと10位コルバートはともに無敗のホープ。尾川堅一(帝拳)も10傑入りの力がある。

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